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ひとり親家庭と子どもたちを見守るアウトリーチ型支援事業

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2026.01.31

「ぼっけもんの家 令和7年報告」

シェルター機能付きシェアハウス「ぼっけもんの家」及び包括的支援の令和7年の報告です。
「ぼっけもんの家」は令和6年12月より、中央共同募金会の「居場所を失った人への緊急活動応援助成」を活用させて頂き運営しております。
令和7年においても、様々な悩みや苦しみ、生きづらさを抱え、居場所を失い孤独・孤立した数多くの若者たちからのSOSを受けて繋がり、緊急的に居場所を提供して心身ともに安心・安全である居場所を提供することが出来ました。その数79人。
彼らは社会のセーフティネットから溢れていたり、公的支援を拒絶し誰にも相談できずに孤立を深めた者、家庭や友人関係、学校などの問題から逃れて家出をしてきた者、就労が続かなかったり就労困難による困窮でアパートを強制退去になった者など、多種多様の複雑かつ困難な問題を抱えていましたが、シェルター機能付きシェアハウスで生活する彼らと同じ目線、同じ価値観で彼らの言葉を傾聴し、共感して適切なアドバイスや指導を継続的に続け、共に行動して次のステップに向けて動き出してシェルターを出ていった若者も数多く、このシェルターを軸とした包括的支援が、居場所を失って生きていく方向を見失い、孤立を深める当事者の「生き直し」に必要であり。非常に有効でありました。
活動期間中、厚生労働省が委託実施している自殺対策支援「生きづらびっと」の運営団体からも4件の自殺企図者や居場所を失った者への対応の依頼を受け、当事者に直接会ってシェルターへの入居と相談支援を実施することが出来ました。
社会福祉協議会からの依頼も10件を超え、他機関との連携も測ることができ、予測以上の効果と成果が得られました。
見えてきた課題として、男女ともに民間シェルターが皆無に近い状況であることです。
特に未成年者の対応はリスクも高く、民間としてやる人は出てこないでしょう。
未成年者も対応する私たちの話は、長くなるのでここでは割愛しますが、緊急を要する当事者の対応が全く足りていない状況があります。
また、月に数回、居場所を失った女性からの相談もありました。
女性であっても公的なセーフティネットを拒む者も多い状況です。
女性の居場所確保については残念ながら私たち団体では対応できないため、他の女性支援団体に繋ぐ事しかできなく、繋いだ先も、女性の民間シェルターがほぼ皆無のため、非常に心残りになる場面も多数ありました。
民間シェルターが増えない理由として、開設・運営するにあたり、多額の費用がかかること(ハード面の維持管理、人件費等)、当事者の多種多様な問題解決に向け、スキルのある人材が大きく不足していることが挙げられます。
自己犠牲の元、リスクを取る人は中々いないでしょう。
私たちは幸いにも助成金を活用させて頂き、非常に有意義な活動をさせていただくことが出来ましたが、シェルター機能と包括的支援の両輪で要支援者をサポートする団体が増えていくことを期待しています。
私たちとしては「ぼっけもんの家」の継続にあたり、助成金のみでは賄えきれない状況であるため、寄付などの財源確保に注力するとともに、要支援者に適切な包括的支援が提供できるよう、日々アップデートを重ね、継続して実施してまいります。

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