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那須ブラーゼン コラム【第10回】 若杉厚仁社長コラム
 

那須ブラーゼン 若杉厚仁社長コラム

Text/若杉厚仁
 
2018 年シーズンが開幕した。今年は例年に比べ1ヶ月以上早く開幕し、Jプロツアー史上初となる沖縄での開幕戦
となった。


那須ブラーゼンにとっては新体制で迎える初陣でもあり、早い時期の開幕ということで緊張感の高い開幕だった。
今シーズンは、8名の選手中4名が新戦力の構成ながら、非常に能力もキャラクターもバランスの取れた「良いチーム」
と自負していた。

選手個々の意欲が高く、また流れる空気が非常に良く、強豪チームをシーズン中で必ず“喰う” 時が来ることを感じている。


しかし、一方で過度に不要なストレスを与えないようにと、オフシーズンは上々の準備で開幕を迎えられたものと感じていた。
開幕戦の結果は、2日連続で8位という結果に終わり、昨年挙げた開幕2連戦の内の勝利とはいきませんでしたが、終始新戦力が
中心となり積極的に展開し、常に存在感を示すことが出来た。まだまだシーズン中のパフォーマンスの上昇を無限大に感じられる中で、
この内容と結果であれば、かなり希望が持てるということを直感的に感じた。


とはいえ、2日間ともレースを完全に支配して2連勝を飾った宇都宮ブリッツェンとの力の差を、まざまざと見せつけられた形になり、
史上最強の呼び声高いブリッツェンに対してシーズンを通して、一矢報いるには、かなりのレベルの底上げとチームワークが必要で
あることがはっきりと見えた。

同県内に最強の難敵がいることは、チーム、マネジメント共に大きく成長を促進してくれる要素でもあり、追う立場としては非常に
ありがたいことでもある。2018 シーズン、那須ブラーゼンが大きな爪痕を残せるよう、緻密に取り組んでいきたい。
 
若杉厚仁
Wakasugi Atsuhito

Profile
1989年10月14日生まれ。千葉県出身。
宇都宮ブリッツェンでプロデビュー。
2013年に那須ブラーゼンに移籍、選手権取締役運営マネージャーに就任。
シーズン末に現役引退。
2016年より那須ブラーゼン運営会社「NASPO㈱」代表取締役社長を務める。