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那須ブラーゼン コラム【第32回】 若杉厚仁社長コラム
 
 あけまして、おめでとうございます。
 2020年になり最初のコラムです。


 皆様からの応援、ご支援、お力添えのお陰様で、那須ブラーゼンは活動8シーズン目の年を迎えることができました。


 2019年シーズンは、ブラーゼンにとっても過去「最も厳しいシーズン」でした。成績もさることながら、チームとしての、「戦うためのモチベーション」を大きく損ねていたことが、もっとも苦しいところでした。


 選手達も、もどかしく、歯がゆく、悔しい思いをしていました。この原因は、組織的に理想として掲げた「選手達も運営組織の一員として事業に取り込み、これまでにない給与形態をつくる」という取り組みによるものでした。


 結果としては、火を見るより明らかで、会社業績に大きなプラス効果をもたらせないまま、チームを低迷させるという失策に終わりました。


 こと、レースを戦うチームとしての観点からみると「迷わせてしまった」ことが失敗の主要因だったと反芻しています。運営会社及びチームの代表として、この責任を重く受け止めています。


 そんな2019年の反省も踏まえ、今年はチームの立て直しを運営会社のミッションとして、これまでにない熱量で遂行しています。


 まずは良いメンバーがそろってくれたことに安堵しています。高い能力とモチベーションを併せ持った選手達が合流してくれたことで、既存のメンバー達との化学反応も十分感じ取ることができました。


 2019年12月の時点で、過去最高のチームの完成を予感することができました。付随して、運営スタッフ達の機運も高まり、しかるべき方向性に組織全体の気持ちが収束しています。


 私自身、代表に就任してからこれまでの3年は、会社の経営にとにかく集中してきました。協賛を募り、資金を回し、安定的な事業体を構成することに注力してきました。


 その中で、チーム運営会社の理想像を追いながら、一方では選手出身である自分自身のマインドと葛藤していました。その中で、2020年シーズンは再び初心に返って、「チームの価値を最大化」する指揮を自分自身で執りたいと考えています。


 経営者としての自分自身も、観光地域密着型プロスポーツチームとしてのブラーゼンも、にできるだけのチャレンジを続けながら、荒波に揉まれて何とか前進しようとしています。


 今年もまた新たなチャレンジが出来ることにワクワクしています。



若杉厚仁
Wakasugi Atsuhito

Profile
1989年10月14日生まれ。千葉県出身。
宇都宮ブリッツェンでプロデビュー。
2013年に那須ブラーゼンに移籍、選手権取締役運営マネージャーに就任。
シーズン末に現役引退。
2016年より那須ブラーゼン運営会社「NASPO㈱」代表取締役社長を務める。