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那須ブラーゼン コラム【第5回】 若杉厚仁社長コラム
 

那須ブラーゼン 若杉厚仁社長コラム

10月といえば「ジャパンカップ」
Text/若杉厚仁
 
10月といえば、やはり「ジャパンカップ」という感覚が、我々サイクルロードレース業界に生きる人間にはあります。

特に栃木県内をホームとするチームの運営に携わっているから強く感じているという面があると思いますが、それこそ、空気が少し秋めいてきて、秋の植物の香りを嗅いだだけで「いよいよだな」と興奮が高まるほどです。ジャパンカップサイクルロードレースは、毎年世界の名だたるスター選手達が来日し、日本のトッププロチームがこれを迎える、
アジアン最大級にして、世界最高峰の走りをこの栃木県で繰り広げる「最高の舞台」です。


このレースの存在は、「自転車王国」と業界内で目されている栃木県内の礎を築き、那須ブラーゼンもこのレースがあったからこそ生まれ育っていると言っても過言ではありません。だからこそジャパンカップにかける意気込みは大きく、毎年このレースへ招待頂くことは大変な名誉であり、今チームができる最大限の走りも企画もこの舞台の為に準備をしています。

 
自分自身がサイクルロードレースの世界に身を置く中で最も幸運だったことは、ホームチームに所属する選手としてこの舞台に立てたことだと未だに感じています。2012年のジャパンカップクリテリウム。尊敬する恩師が立つ最後の舞台でもありました。コースインした瞬間に全身に鳥肌が立ち、血が沸き立つような感覚を感じました。


今でもあの時感じた感覚が鮮明に蘇ってきて、その情熱が自分自身を突き動かしています。レース後僕は病院に運ばれていたのですが(笑)何が自分をあの舞台に立たせてくれたのか?自分達がどこに向かうべきなのか?その問いに向き合い、答えに気付いたとき、感謝と希望に満ち溢れました。その一週間後、ブラーゼンの運営会社は産声を上げました。


この経験をたくさんの後輩たちに引き継ぎ、躍動する姿をもっともっとたくさんの方に観て頂きたいと強く思い続けています。大会期間中は「那須ブラーゼンがいると大会が盛り上がるなぁ」と少しでも多くの来場者や関係者に思って頂けるように努力することが、那須ブラーゼンが今こうして活動できていることそのものへの謝意を示すものと思っています。いよいよ今月、宇都宮を舞台に夢の競演が繰り広げられます。
 
若杉厚仁
Wakasugi Atsuhito

Profile
1989年10月14日生まれ。千葉県出身。
宇都宮ブリッツェンでプロデビュー。
2013年に那須ブラーゼンに移籍、選手権取締役運営マネージャーに就任。
シーズン末に現役引退。
2016年より那須ブラーゼン運営会社「NASPO㈱」代表取締役社長を務める。