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  宇都宮ブリッツェン コラム【第12回】 ホームレース2連勝
 
◎宇都宮ブリッツェンコラム
ホームレース2連勝

Text/杏寿沙・Photograph/小森信道

 
 
創立10年目J プロツアーでは個人・チームともに総合優勝を目指す宇都宮ブリッツェンが好調だ。


4月28日(土)と29日(日)の2日間「JBCF 東日本ロードクラシックDay1とDay2」が群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンターで開催された。宇都宮ブリッツェンはDay1では岡篤志が2位。レースレイティングAAAA(与えられるポイントが高いのです)となるDay2では鈴木龍が3位という結果に。チーム総合ランキングでは首位をキープ、個人ランキング首位であった岡が着用していた個人ランキング1位の証し「ルビーレッドジャージ」はチームブリヂストンサイクリング窪木一茂に奪われる形になった。勝利とまではいかず悔しい戦いになったが、しっかりとトップ10に選手を送り込むなどチーム力を見せた2連戦であった。


そして5月12日(土)に開催された「JBCF 宇都宮クリテリウム」では小野寺玲が優勝。チームの地元でもある宇都宮市清原工業団地内で開催され、1周3キロのコースを20周、60キロを争う。集団スプリントでの勝負になり、最終コーナーを鈴木龍が先頭で通過し、アシストを受け小野寺がスプリント勝負を制した。地元での勝利という事で駆け付けた多くのファン・サポーターと共に喜びを分け合った。


翌日13日(日)に開催された「JBCF 宇都宮ロードレース」ではチームの絶対的エース増田成幸が今季初勝利。ジャパンカップでも使用される宇都宮森林公園を舞台に1周6.4 キロのコースを14周、93.8キロを争う。周回数を重ねるごとに集団は人数を減らしていき、最終周回を11名の小集団で通過する。この11名に宇都宮ブリッツェンからは増田・雨澤・小野寺・岡が残る。人数的にも有利な宇都宮ブリッツェン。マトリックスパワータグ土井雪広のアタックをしっかりとチェックした増田が残り4キロあたりから独走、途中15秒ほどの差をつけゴールまで踏み続ける。そのまま高々と腕をあげてゴールに飛び込んだ。後方集団は岡が先頭でゴールし嬉しい1・2フィニッシュとなった。この結果により、ルビーレッドジャージは岡が奪い返し、チーム総合ランキングでも首位をキープ。


この良い流れでツアー・オブ・ジャパン、ツール・ド・熊野、さらに全日本選手権まで一気に駆け抜けてほしい。
 
杏寿沙
AZUSA

Profile
2015.2016シーズン、宇都宮ブリッツェンフェアリー自転車競技部として活動。現在はレディオベリーでリポーターとして毎週火曜日活動中。その他、栃木県内外でのイベントMCなどマルチな活動を展開中。