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◎宇都宮ブリッツェン コラム
Jプロツアー2連覇に向けて
Text /平井久美子・Photograph/宇都宮ブリッツェン


2018年、国内最高峰のロードレースシリーズであるJプロツアーで、22戦中(1戦は台風の影響で中止)10勝をあげた宇都宮ブリッツェン。
4年ぶりのチーム総合優勝を飾り、笑顔でシーズンを締めくくった。
レースごとにエースが変わる中、さまざまな選手が勝利。
チーム力の高さも証明した。

2019 年は顔ぶれが変わる。
昨シーズン限りで雨澤毅明、飯野智行、馬渡伸弥の3名が退団。
堀孝明と小坂光が加入し、8人体制で新シーズンを迎える。

堀は2016 年まで宇都宮ブリッツェンに所属。
2017 年から2年間をチームブリヂストンサイクリングで過ごし、今年ブリッツェンにカムバックする。
登りが登場するレースで特に活躍した雨澤、飯野、馬渡が抜けた中、登坂力が魅力の堀の走りには大きな期待がかかる。

小坂は、2009年から3年間、ロード選手として宇都宮ブリッツェンに在籍。
その後は、宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームとして走り、2017年はシクロクロスの全日本チャンピオンにも輝いた。
2019年はシクロクロス、ロードの両方で活動していく。
求められるのは、レースの最終局面まで仲間の脚を温存させられるような牽引力。
小坂のアシスト次第で、ブリッツェンが最終局面で切れるカードの枚数が変わってくるはずだ。

来シーズンのJ プロツアーは強豪揃い。
まず、昨年、チーム総合ランキング2位のマトリックスパワータグにフランシスコ・マンセボが加入する。
マンセボは現在42歳のべテランライダー。
2005年のツール・ド・フランスでは、ランス・アームストロング、イヴァン・バッソ、ヤン・ウルリッヒに次いで総合4位、同じ年のブエルタ・ア・エスパーニャではステージ優勝もあげている。
そこから10年以上経過しているが、昨シーズンスポット参戦した、J プロツアー最終戦の第52回
JBCF 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップでは見事優勝。
衰え知らずの力をみせつけた。

また、Jプロツアーにチーム右京が復帰する。
元全日本チャンピオンの畑中勇介やリオデジャネイロオリンピックにも出場した内間康平も所属。
ブリッツェンのライバルになることは間違いないだろう。

選手個々の高い実力とチームワークが魅力のブリッツェン。
強豪揃いのJプロツアーでその魅力を存分に発揮し、チーム総合2連覇を狙う。
 
 
平井久美子
Hirai kumiko

Profile
フリーアナウンサー。京都府出身。
栃木放送「ブリッツェンのイナズマRadio!!」パーソナリティ。
スポーツでは、栃木SC応援番組、実況中継・ピッチサイドリポート、高校野球、マラソンリポートなどを担当。
サッカー4級審判員、防災士、アロマテラピー検定1級、テレビ検定3級、元東京ドーム売り子