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今季は、タフな守備だけでなくオフェンス面でも成長を遂げチームに貢献されています。
迫るチャンピオンシップに向けて、遠藤選手に意気込みを伺いました。

―まずは、持ち味のヘアスタイルについて。
遠藤選手は、いつもしっかりと固めた感じにヘアセットされていますが、どのくらい時間をかけているんですか。


3分から5分くらいです。
思ってる以上に簡単です(笑)

―どのくらい前から、今のヘアスタイルなんですか?

今シーズンになってからです。
宇都宮でいい床屋さんを見つけたので、それから。 
髪の毛を切ったりインスタでも誰かが切られたりするのを見るのが好きなので。 
切ったりしている時間は楽しくていいリフレッシュになっています。

―今年に入って髪色を明るくされましたね。

サッカーのネイマール選手(サッカーブラジル代表)の髪形をインスタでみて、いいなあと思って、突発的にやりました。

―本題に入りますが、遠藤選手はブレックスでプレーするのが7季目です。
チームでの責任について、どんな風に感じていますか。


プレータイムも毎年伸びてきていて、今季は(喜多川)修平さんがいなかったり、最終クオーターを任されることが多くなりました。
なので、責任感は今まで以上に増していると思います。
人数が少ない分、チーム全体でフォローし合おうというのは、僕だけではなく、みんな感じていることだと思います。

―責任感が増していることは、安齋竜三ヘッドコーチも分かっていらっしゃるのだと思います。
以前、安齋HCが「試合のスターターの選手は信頼ある選手出している」と話していました。


シーズン最初から第4クオーターの大事な時間は、今のスタートのメンバー5人が出ていて、(そういう部分でも)竜三さんから信頼されていると思います。

自分が試合に出ていて欲しいところでパスをもらうことは、2年前にはなかったことだったので、外国人選手からも日本人の選手からも信頼が増してきたんじゃないかと思います。

―局面でもしっかりと点を決めきるイメージがありますが、 勝ち負けが決まる大事な場面は、どんなお気持ちで勝負されていますか。

そうですね~、打つべきところのシュートを打とうというのは今シーズンやっていて、そういう場面もチームメイトが作ってくれるし、竜三さんがデザインしてくれる。

ただ、決め切れている試合もあれば、そうでない試合もあるので、これから決め切ることができる試合が多くなるように練習していきたいと思います。

―昔から勝負どころに強いタイプでしたか。

いや、今まではオフェンスに対して本当に自信がなかったので、すごい消極的にプレーしていて、それが自分の悪い部分でした。
ただ、今シーズンは余裕が出てきているのかなと思います。

―今年に入り、東地区首位の強豪千葉ジェッツと、リーグ戦と天皇杯でも対戦して 悔しい敗戦となった試合もありました。
チームにとって刺激になりましたか。


強いチームに対して負けるというのはとても悔しいことでした。
自分たちの足りない部分を突き付けられるというか、(今年1月の)天皇杯でもそういう負け方をして、天皇杯が終わった後も自分たちの詰めが甘くて負けてしまいました。
ですが、そこを修正してできて勝てた試合もあったので、それが首位の千葉相手にできたことは自信にも繋がりました。

―チャンピオンシップに向けて、今のチームに必要なものは何だと思いますか。

自分たちのやるべきことをブラさずにやっていくということと、一試合一試合負けられない試合が続くので、そこに集中していくというのが大事なんじゃないかと思います。

―きょうの試合(3月10日シーホース三河戦2戦目)は、過去最多観客動員数を更新した4,658 人が応援に駆け付けました。
会場の応援の多さも感じていますか。


そうですね、今日は観客の人数も多くて盛り上がっているのは感じています。
他のチームだとオフェンスで華があるプレーをしたときに「おー!!」っと歓声が挙がることが多いんです、ブレックスファンは、ルーズボール(こぼれ球)などでボールを取ることができなくても沸くこともがあって、自分たちのプレースタイルを分かってくれていると感じています。

―ファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。

いつも応援ありがとうございます。
まだあとホームゲームが数試合あって、 チャンピオンシップシップもホームで試合ができるように自分たちも頑張るので、これからも背中を押してください。
よろしくお願いします!!

 

遠藤 祐亮Yusuke Endo
#9 PG/SG
1989 年10 月19 日生まれ、千葉県出身、185cm/88kg
TGI D-RISE→栃木ブレックス

佐藤成美Sato Narumi
栃木放送アナウンサー・ディレクター。
ラジオの中継リポーターとして県内を取材しているほか、Brex応援番組「BESTBREX」、マラソン・駅伝大会の中継リポーターなどを担当。

 
 
◎栃木ブレックス コラム
強敵・三河に連勝Text/篠田和之

3月9日(土) 栃木98-77三河 入場者数/4,548人
3月10日(日) 栃木79-56三河 入場者数/4,658人
 栃木ブレックス×シーホース三河という強豪同士の対戦、そしてW杯出場権をつかんだ日本代表効果もあって、ブレックスアリーナ宇都宮は歴代最多入場者数を連日更新する大盛況でした。

三河はスコアラーの金丸晃輔選手とローポストの要・桜木ジェイアール選手をケガで欠くいわば「飛車角抜き」の状態。
しかし土曜日の試合の第1クォーター(Q)はアイザック・バッツ選手の強いゴール下や、拓殖大を中退してプロになった岡田侑大選手のセンス抜群の攻撃にブレックスは手を焼き33失点。
「攻守に軽く、後手後手だった」と安齋竜三ヘッドコーチが1Qでタイムアウトを2回使い切り修正を促す。
一方で渡邉裕規選手が前半だけで21得点、いきなりの「ナベタイム」で離されずに済んだことが大きい。
ディフェンスの強度を上げたブレックスは3Qで14-0ランを作って一気に突き放し、ライアン・ロシター選手がトリプルダブルの活躍でチームを支えたことも光り先勝しました。

日曜日の試合は立ち上がりから激しいプレッシャーディフェンスが効いて優勢に進め、3Qまでにダブルスコアの大差をつけ快勝。
遠藤祐亮選手の相手に食いつく守備で24秒オーバータイムを誘うプレーや、相手のスクリーンプレーに対してボール保持者にダブルチームで強襲し(=ブリッツ)ターンオーバーを誘い速攻から得点する場面ではスタンドが大いに沸きました。
良い守備がシュートと同じくらいの声量で讃えられるのがブレアリのいいところ。
 初めての古巣戦となった比江島慎選手が先発に。
「チャンピオンシップ(CS)の前にやらなれけば」と安齋HCは先々起こりうる様々なケースを考えての起用だったことを明かしました。
「不思議な感じで緊張したが(土曜日の)後半から体が動いて調子が戻った」と比江島選手。
連日の2桁得点と好守備に安齋HCも満足そうな表情でした。
 いよいよ月末の千葉戦(船橋アリーナ)で東地区優勝の行方が見えてきます。
そして田臥勇太・喜多川修平両選手が復帰に向けて準備しています。
終盤戦、ぜひアリーナで楽しみましょう。



篠田和之Shinoda Kazuyuki
フリーアナウンサー。宇都宮市出身。
とちぎテレビ「とちテレニュースLIFE」キャスター。
株式会社ラテールプロモーション代表取締役。
J リーグ・B リーグ・アイスホッケー・野球など多くのスポーツ実況を手がける。