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宇都宮ブレックスコラム【第26回】
 
 今月1日「BEYOND 2020 ~超えて未来へ~」と題した、Bリーグの中長期計画が発表されました。日本代表のW杯・五輪出場決定や八村塁選手のNBA ドラフト指名などで「バスケ界に今までにない追い風が吹き(中略)令和はバスケを国民的スポーツにしていきます」と謳い、コート内外の様々な面で目標を定めています。その中で「クラブ数の拡大とクラブライセンス審査基準の引き上げ」が提示され注目を集めました。

概要は…
①2024 年3月に新基準で審査開始、B1のクラブ数を拡
張する(18→最大24 で検討)
②クラブライセンスの審査基準を引き上げ、B1では「売上
12 億、平均入場者4000 人」
③単年ではなく複数年の成績やクラブライセンスで昇降格
クラブを決める


 現時点で②の要件を満たすクラブは宇都宮ブレックス・千葉ジェッツのみです。ただし新アリーナを作る琉球ゴールデンキングスや、五輪後に代々木に戻るアルバルク東京など、基準達成に現実的な見込みのあるクラブはたくさんあります。 しかし、このオフシーズンの移籍で東地区(+川崎ブレイブサンダース・シーホース三河)に有力選手が偏る事態が進み、リーグ内格差が深刻になっている状況の中でクラブ数拡張をしたら果たして上手くいくのか、リーグ全体の繁栄という点では正直不安を感じます。地区制や試合数など現場レベルからは異論が頻出する大会方式についても並行して考えなければならないでしょう。
 ③の昇降格要件の変更(Jリーグではエレベーターといわれる、上下カテゴリーを行ったり来たりする現象を抑える)や平日開催の増加など、BリーグをNBA に近づけようとする狙いが見えますが、そこには同時にリーグ全体のさらなる底上げ(力量拮抗のみならず入場者数・経営面でも)が欠かせませんね。
 

篠田和之Shinoda Kazuyuki
フリーアナウンサー。
宇都宮市出身。
とちぎテレビ「とちテレニュースLIFE」キャスター。
株式会社ラテールプロモーション代表取締役。
J リーグ・B リーグ・アイスホッケー・野球など多くのスポーツ実況を手がける。