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宇都宮ブレックスコラム【第29回】
 
東地区「BIG3 を脅かすチームは?」

 レバンガ北海道・秋田ノーザンハピネッツの意欲的な補強が光ります。まず北海道は橋本竜馬(←琉球琉球ゴールデンキングス)がエナジーをもたらし、ケネディ・ミークス(←シーホース三河)、マーキース・カミングス(←名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)がチームを攻守に上昇させる。今季限りで引退する49 歳・折茂武彦に花道を作りたい。秋田は古川孝敏(←琉球)の加入とニカ・ウィリアムスの帰化が大きい。細谷将司(←横浜ビー・コルセアーズ)・伊藤駿(←サンロッカーズ渋谷)のポイントガード陣がフィットすれば大化けの可能性も。昨季宇都宮ブレックス ・千葉ジェッツ・アルバルク東京の「BIG3」に0勝18敗だった屈辱を晴らせるか。


 渋谷は7人を入れ替えてチームを作り直します。特にコンボガード(PG・SG の両方を務める)の選手が増え、昨季ネックになったバックコート陣がレベルアップできるか。A東京は開幕前の「アジアチャンピオンズカップ」で日本勢初優勝。馬場雄大選手が抜けましたが総合力で最上位でしょう。千葉は3Pの名手・石井講祐(→渋谷)が抜けましたが、原修太や晴山ケビン(←京都ハンナリーズ)を2番に置くビッグラインアップが力強い。そして新人のコー・フリッピン(米国出身の日本人)は跳躍力をはじめ心身ともにタフで、新人王候補として注目したい。比江島慎が開幕から戦えることで戦力純増と言っていい宇都宮とともに総合力は高く「打倒A東京」を目指します。

中地区「川崎・三河に吹く新しい風」

 佐藤賢次ヘッドコーチが就任し「伝統の守備」に立ち返り新しい風を入れる川崎ブレイブサンダース。肩の手術明けの辻直人とワールドカップで負傷した篠山竜青が開幕戦でぶっつけ出場」してファンを驚かせました。新外国籍選手が早くフィットすれば強力なラインアップに。昨季チャンピオンシップ進出を逃す屈辱を味わった三河は7人を入れ替えて再建へ。川村卓也(←横浜)、金丸晃輔、昨季得点王のダバンテ・ガードナー(←新潟アルビレックスBB)と点取り屋が勢ぞろいするのは魅力。一方でガード陣は若い熊谷航・岡田侑大のさらなる成長が「復権」へのカギになるでしょう。

 昨季地区優勝の新潟はガードナーが抜けた穴をどうするのか。むしろ北陸の横綱ジョシュア・スミスや宇都直輝が強力な富山グラウジーズに地区優勝争いまで期待できそう。三遠ネオフェニックスは東芝出身のロウサムHCがどんなチームを作るか。横浜は4年連続残留プレーオフ出場阻止どころか、もっと上まで行ける力をつけたと思います。

西地区「琉球の地区3 連覇は?」

昨季ベスト4の琉球から多数の選手が流出しました。中堅選手や欧州でプレーしてきた外国籍選手を補強し、昨季リーグトップだった守備を再構築できるかどうか。一方で名古屋は昨季負傷で不完全燃焼だったジャスティン・バーレルなど戦力がほぼ変わらず安定した戦いが望めます。昨季あと一歩でプレーオフ進出を逃した京都はジュリアン・マブンガ、デイヴィッド・サイモンの強烈な外国籍コンビに3Pシュートの名手・松井啓十郎が加わり地区優勝まで狙えます。

 戦力を大きく入れ替える滋賀レイクスターズ・大阪エヴェッサは初CSを目指す。そしてB1復帰の島根スサノオマジックはバンダイナムコの参画で経営基盤が強化されたのが実に好材料。W杯出場ナイジェリアの大黒柱、アイク・ディオグが加入しWB定着を目指します。

◎宇都宮ブレックス コラム
 

 
9月中旬に開かれたアーリーカップ関東は宇都宮ブレックスが初優勝しました。準決勝でホストの千葉ジェッツ、決勝で3連覇を目指したアルバルク東京に勝ちました。


 A東京戦は最大16点差をつけられながら4Q に激しい守備が効いて点差を縮め、残り11秒の渡邉裕規選手のフェイダウェイが決勝ゴール。ファンをしびれさせる大逆転勝ちとなりました。

 この大会では選手の出場時間を均等にして、今シーズン目指しているバスケがどれだけできるかを見る意味合いが強かったですが、攻撃は良い形がたくさん出ていました。守備も一戦ごとに修正して激しさを増していました。順調な仕上がりと見て取れる大会でした。

 大会中の取材で富樫勇樹選手(千葉)がワールドカップを見て感じた「世界との差」について次の点を挙げています。

①判断・視野
②Bリーグではインサイドの外国人に頼って、そのアシストからシュートを決めるパターンに偏っている
③3ポイントシュートに至る過程(ノーマークが作れているかどうか)

 Bリーグの選手・指導者も同じことを感じ危機感を抱いたと思います。今季のリーグ戦で世界のトレンドにどう近づけるのか。それが東京五輪で日本が活躍するための第一歩です。
 

篠田和之Shinoda Kazuyuki
フリーアナウンサー。宇都宮市出身。とちぎテレビ「とちテレニュースLIFE」キャスター、CRT 栃木放送「Accent ~アクセント~」パーソナ
リティー。株式会社ラテールプロモーション代表取締役。J リーグ・B リーグ・アイスホッケー・野球など多くのスポーツ実況を手がける。