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福岡県出身の坂田選手。
小学生の頃は地元で盛んだったソフトボールのチームに所属し、ピッチャーとして活躍。
その後、中学で野球に転向して以来、ひたすら野球に打ち込む日々。
3年春の九州大会でベスト4に入ったことでNPBスカウトの目に留まり、福岡ソフトバンクホークスへ。
そこから怪我との戦いが始まった。
思うように投げられない状態が続き、再起をかけて栃木ゴールデンブレーブスに入団。
周囲の期待は高かったものの今季は公式戦のマウンドに上がることはできなかった。
肩の治療とリハビリに向き合いながらこのオフをどう過ごし、2019年をどう見据えているのか聞いた。



―坂田選手にとっての2018シーズンは?

いや~、しんどかったです。
試合に全く出られずチームに申し訳ないという気持ちばかり。
2年前の手術から復帰にこんなに時間がかかるとは思わなくて、急ごうとしすぎて心と体がついていかないという状態。
村田(修一)さん、飯原(誉士)さんと同じチームになれて一緒にやりたかったけど、その気持ちはあえて出さないようにしていました。

―今の状態は?

一番の問題は痛みが消えないこと。
シーズン中に痛みがない良い状態の時もあって、6月後半から7月にかけてバッターに対して投げるところまでいった。
後期は投げられると思ったけど、そこでまた痛みがぶり返してしまって…。

―オフの今の目標はどこに?

シーズン中と変わらずトレーニングとリハビリの日々。
一時、調子が上がって全力で投げられることもあったんです。
このあとまたどうなるかわからないですけど、来シーズンの開幕に向けてやってますし、そこに合わせたいと強く思ってます。

ただ、寒い時期になるので無理せず今の(良い)状態をキープすることを念頭に、焦らずにと言い聞かせてます。

―気を付けていることは?

僕は人より関節がゆるいので、肩を正しいポジションにすることが大切なトレーニング。
これ(関節がゆるい)は、人よりも高いパフォーマンスが出やすいメリットもあって、そういう体だからここまで出来たと思いますが、その分関節にかかる負担も大きく、リスクも大きくなる。
一流の人たちは良い面だけを生かしているんでしょうね。
だから肩の故障を乗り越えないと野球はできない。

正直、地味なトレーニングばかりでつまらないですよ。
気分が上がらない日もあります。
好きで始めた野球なのに、嫌いになるようなギリギリのところ。
けど、「異常なくらい野球が好き」という気持ちが支えです。
じゃなきゃできないですね。
趣味も特技も野球です。
なので、公私ともに野球に繋がることには妥協しません。

―モチベーションをどう維持している?

なんでしょうね。
何より野球が好きなので、もう一度が投げている姿を自分でも見てみたいし、あのマウンドでの緊張感を味わいたいです。
僕は先発だったので、まっさらなあのマウンドに立つのが好きです。
(NPB で)一軍まであとちょっとのところだったからこそ、諦めきれないというか。
今は、トレーニングがピッチングに繋がる瞬間が好きですね。
こう体を使ったら、こう投げらるかも、といつも考えていて、それで実際に良い球がいった時は最高です。

―気分転換は?

痛みがぶり返すと落ち込みますが、チームメイトが引っ張り出してくれるので助かっています。
つい籠りがちになりますが、リフレッシュには人と話すのが一番ですね。
治療してくれる方たちのケアと癒しで、また前向きになれます。チームのトレーナーさんを含め、良い人に出会う運は持ってるんです。

一人の時は、買い物にプラプラ出かけます。
物を見るのが好きなので、ハーヴェスト(ウォーク)、インタパーク、佐野アウトレットには良く行きます。
そこに行くまでの車の中では全力で熱唱しています。
もし誰かに見られたらかなり恥ずかしいですね(笑)

―今後の復帰の道筋は?

100%の力で投げたい。
試合になると120%の力を使ってしまうので、90%の回復でも足りない。
今は様子を見ているところなので年明けからまた動きだして、キャンプを迎えたいです。
去年の今よりはだいぶ良い状態です。
どこかで痛みを振り切って投げることも必要だと考えていますが、それがいつなのかは分かりません。

―ファンへのメッセージをお願いします。

今年はずっと投げられなかったので期待してくれていたファンの皆さんには非常に申し訳なかったです。
来年はしっかりと復帰して、1試合でも多く投げられるように頑張りますので、僕のことを忘れないでください。
応援をよろしくお願いします。
 
 
 
 

坂田将人
Sakata Masato


Profile

1993 年3 月12 日生まれ、福岡県出身
#67 ピッチャー
左投/左打
福岡ソフトバンクホークス→栃木ゴールデンブレーブス