栃木求人マーケットは栃木県宇都宮市の求人情報がどこよりも詳しく掲載

 
H.C.栃木日光アイスバックスコラム【第26回】
 
世界最高峰のアイスホッケーも
お笑いも一度に楽しめる


 7月に入り、徐々にアジアリーグアイスホッケーの各チームもシーズンを見据えてエンジンスタート。H.C. 栃木日光アイスバックスも7月1日から陸上トレーニング、15日からは霧降アイスアリーナで氷上練習を開始した。佐藤大翔新キャプテンのもとメンバーも大きく入れ替わり、新たなスタイルのチームカラーで優勝へ向けて突き進んでほしい、と楽しみにしているファンも多いはずだ。

 そのアジアリーグ新シーズンを前に、ビッグなニュースが飛び込んできた。8月17日(土)日光・霧降アイスアリーナ、18日(日)東京・ダイドードリンコアイスアリーナで、バックスとフィンランド1部リーグの名門「JUKURIT(ユクリット)」とのプレシーズンマッチ2連戦が決定したのだ。

 「H.C. 栃木日光アイスバックス vs ユクリット アイスマッチフェスfeat.YOSHIMOTO ~氷が溶けるほど熱くなれ!~」と銘打たれたこの試合は吉本興業と栃木ユナイテッドが共催。吉本が絡むだけにゲストも豪華。
 現在発表されているだけでも、スポーツ界からはスピードスケート長野五輪銅メダリストの岡崎朋美さん、元サッカー日本代表の永島昭浩さん、女子競泳200m バタフライアテネ五輪銅メダリストの中西悠子さん、お笑いからはレイザーラモンRGさん、ハイキングウォーキング、ジョイマン、井上マーさんなど。インターバルには笑いもふんだんに含まれた演出が思いっきり楽しめるはずだ。

 実は今年、日本とフィンランドが外交関係を樹立して100周年の記念すべき年。それだけにフィンランドの歴史や文化に注目が集まる年でもあるが、5月の世界選手権ではフィンランドが強豪国を軒並みなぎ倒して8年ぶり3度目の世界一を獲得したのは記憶に新しいところ。フィンランドの1 部リーグチームが来日するインパクトは計り知れない。

 ユクリットは世界選手権メンバーこそいないものの若い選手が成長してきており、フィンランド国内でも今後が注目されているチーム。なかでも18歳のミッコ・コッコネン選手とヘンリ・ニッカネン選手はそれぞれ年代別代表に選ばれ中心選手として活躍中。そんな勢いのあるフィンランドのチームと戦うことでアイスバックスにとっても非常に良い強化に繋がる試合となるだろう。

 バックスはフィンランド人のアリペッカ・シッキネンヘッドコーチを迎えて、フィンランドスタイルの戦術と育成スタイルを取り入れ、学んでいこうとしている。その点でもこの試合をきっかけにより深い交流が図られるものと期待大。

 選手も対戦を大いに楽しみにしているとのこと。ぜひ今夏は涼しいリンクで、バックスが世界レベルに挑む戦いを楽しんでみてはいかがだろうか?

※大会&出演ゲスト情報は7月13日時点でのもの。今後変更になる可能性もあります

今季の新スローガン発表。
シッキネンHCのもと優勝へ一丸!


 バックスが6月6日、新しいチーム体制を発表。アリペッカ・シッキネンヘッドコーチ、藤澤悌史アシスタントコーチのコンビが今季も指揮を執ることが発表された。また、新主将(C)に佐藤大翔選手、副主将(A)には岩本和真、坂田駿の両選手が指名された。

 また、今季のスローガンは「ICEBUCKS UNIFYINGPOWER」に決定。選手とスタッフ、そしてファン・地域の「統一力」でアジアリーグを制する、という意味が込められたスローガンのもと、アイスバックスは頂点を目指す。
 

関谷智紀Sekiya Tomoki
1971 年生まれ。
埼玉県入間市出身。
スポーツ番組ディレクターを経てライターに転身。
スポーツのみならず経済・IT、フードなどのジャンルで雑誌を中心に記事を執筆。
アイスホッケー取材は2004 年から続けている。