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H.C.栃木日光アイスバックスコラム【第6回】
 
◎H.C.栃木日光アイスバックス  コラム
 決戦の12月。
 ビッグゲーム続く師走は応援のしがいがある!
Text/関谷智紀・/MASA、佐野忠司
 
アジアリーグは、ここ数年になかったほどの大混戦。原稿締め切りの時点で、アイスバックスは、20試合を消化し勝ち点27の4位。
プレーオフをかけた12月のゲームは、2日・3日が日本製紙クレインズ(6位)戦。そして9日・10日はデミョン・キラーホエールズ(7位)戦と、2週連続で土日のホームゲーム。最悪でも3勝1敗で勝ち点を積み上げたいところ。4連勝できれば、プレーオフのファーストラウンド・ホーム開催権をもつ4位になれる可能性も大きく、ピョンチャン五輪後の3月に日光・霧降でプレーオフを楽しめるのかどうかを占う、非常に大事な4試合です。

また、その翌週15日から一発トーナメントの全日本選手権が待っております。今年は09年以来の東京開催。首都圏開催と言えば、スタンドがオレンジに染まった14年、あの新横浜での初優勝の歓喜が思い出されます。
噛み合ったときは無敵のパスワークを披露しているアイスバックス。勢いに乗りさえすれば、オレンジに染まった東伏見・ダイドードリンコアイスアリーナで2度目の戴冠も十二分に期待できます。
 
 
とはいえ、今年のバックスは良いときは良いが、短時間で連続失点するなど悪いときはとことん悪かった。正直、蓋を開けるまでどっちに転ぶか分からないチームといった印象がありましたが、11月1日のハルラ戦で見せてくれた、4-1と点差でも内容的にも相手を圧倒しての快勝からチームが勝ち方を覚えたような気もします。
DFの要・河合龍一選手のけがによる穴を埋めるべく若手DFが頑張りました。3アシストを記録した大津夕聖選手は「みんなが1対1のバトルにも勝てていた。
それが攻めの時間を増やす結果につながった」と、DF個々の成長を実感。

ビッグセーブを連発し、勝利の立役者となったGK福藤豊選手も「自分たちのプレーができれば昨年の王者・ハルラ相手にも戦えることを証明できたし、選手たちにとって良い自信になったのでは」と納得の表情を見せてくれました。
さらに12月は、元バックス選手との因縁の対決にも大注目です。クレインズには今季、D・ボンクが移籍して上野拓紀とのコンビが復活。そしてデミョンでは、鈴木雄大が絶好調でチームのエース的存在に成長しています。

アイスバックスが勝利して、優勝へ向けて駆け上がるためには、彼らが「うわぁ、やっぱり霧降はやりにくいなぁ」と思わせるホームの雰囲気を作って、バックスの選手の背中を押しましょう!
12月の対クレインズ戦、そして対デミョン戦の日光ホーム4試合。決戦の12月。ビッグゲーム続く師走は応援のしがいがある!
 
 
関谷智紀
Sekiya Tomoki

Profile
1971年生まれ。埼玉県入間市出身。
スポーツ番組ディレクターを経てライターに転身。
スポーツのみならず経済、IT、フードなどのジャンルで雑誌を中心に記事を執筆。
アイスホッケー取材は2004年から続けている。