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栃木SCコラム【第1回】 連敗から脱出。ここから。
 
栃木SC コラム

連敗から脱出。ここから。

5月28日(日)に行われたJ3リーグ第10節SC相模原戦。
結果は0-1、栃木SCは今シーズンのリーグ戦で初の黒星を喫した。
 
5月28日(日)に行われたJ3リーグ第10節SC相模原戦。結果は0-1、栃木SCは今シーズンのリーグ戦で初の黒星を喫した。続く11節、周囲ブラウブリッツ秋田戦も0-1で敗北。何としても避けたかった連敗という結果に終わった。

相模原戦では、試合終了間際のアディショナルタイム4分、秋田戦では、後半37分、いずれも試合終了まであと少しというところでゴールを許してしまった。一瞬の隙を与えてしまった守備、チャンスをものにできなかった攻撃、今後の課題が見えた試合だったように感じる。

とくに秋田戦は重要な試合だった。試合前日チームのホームページには、7節ギラヴァンツ北九州戦で負傷交代となった坂田良太選手のメッセージが、試合当日のハーフタイム中には、ビデオメッセージが公開された。もちろん、この日もベンチには坂田選手がつける18番のユニフォームがかかっていた。だからこそ、チームはもちろん、サポーターにとっても重要な試合だったのだ。
 
「次こそ勝ち点3を」。チーム、サポーターともにそんな強い思いで迎えたであろう6月11日(日)のグル―ジャ盛岡戦。チームは2-1で勝利し、連敗を止めた。
開始早々の前半4分、左サイドの西谷和希選手がドリブルで切り込み夛田凌輔選手、牛野濱拓選手と繋がれたボールは、再び西谷選手へ。右足から放たれたシュートは、見事ゴール右隅に決まり先制点を獲得した。竹重安希彦選手の第一子誕生を祝うゆりかごダンスも見ることができた。
 
1-0とリードして迎えた後半、盛岡の攻撃が栃木ゴールに襲いかかる。後半13分、盛岡鈴木達也選手のシュートで同点に追いつかれ試合は振り出しに。だが、栃木は諦めない。後半27分、先制点を決めた西谷選手がドリブルで中央を駆け上がり、右サイドにいた上形洋介選手に。パスを受けた上形選手は冷静にゴール左隅に流し込んだ。自身の今季初得点は、嬉しい勝ち越しゴールとなった。試合はこのまま2-1リードを守って、終了。欲しかった勝ち点3を手に入れた。5月21日(日)の福島ユナイテッド戦以来となる複数得点を獲得。失点はあったものの、盛岡の速い攻撃に対し粘りの強い守備も光った試合だった。

試合数に差はあるものの6月11日時点での順位4位。もちろん優勝に手が届く位置だ。リーグ戦は残り約3分の2。どんなときもチームの後押しをし続けよう。
 
平井久美子
Hirai kumiko

Profile
フリーアナウンサー。京都府出身。
栃木放送「ブリッツェンのイナズマRadio!!」パーソナリティ。
スポーツでは、栃木SC応援番組、実況中継・ピッチサイドリポート、高校野球、マラソンリポートなどを担当。 サッカー4級審判員、防災士、アロマテラピー検定1級、テレビ検定3級、元東京ドーム売り子