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栃木SC インタビュー【第26回】
 
―連敗で苦しい状況(6月26日時点で3勝8分8敗)が続いていますが、練習からかなり声が出ていますよね。

 こういう良くない流れの時はよりパワーが必要です。僕だけでなく他の選手もいつも以上にやってくれています。
雰囲気を良くしていくことでいい方向に動いていくので、まず、そこだけはしっかりしていこうと。

―長い目で見ると、右肩上がりできているという印象はいかがですか?

 チームの雰囲気や練習の質は間違いなく上がっていると思いますが、それに対して結果がついてきていません。ここでブレずに、全員がその中で考えてやることが大事だと思います。ベースをしっかりあげていくこと、それに対してしっかり結果を持ってくることが大事だと思います。

―あとプラスするとすれば何が必要でしょうか?

 勝ち点を獲ることは自信になりますが、簡単に獲れないことは痛感しています。勝つために一人ひとりがまずは自分自身の足元をみて、この苦しい現状から逃げないことが大事だと思います。
 ただ、この現状を抜け出したときは、個人としてもチームとしても間違いなく成長できると思うので、早くこの状況を打破したいと思います。

―降格した2015年に在籍した選手は、浩二選手と菅和範選手、坂田良太選手の3人になりました。長く栃木にいらっしゃって求められていることは感じますか?

 苦しい時こそ、自分達が下を向かないこと。それから僕たちは見られる方が多いので、そういうところでは隙を見せないことも大事だと思っています。

―浩二選手は一人ひとり愛情をもって(選手に)接していらっしゃるようにも感じます。

 最近の選手は自分から入ってこようとせず、自分の空間があればいいやという選手が多いので、そういう選手には「こっちこいよ」と呼んで、大きい輪の中に入れようとしています。

―(コミュニケーションの成果は)プレーにも出ていますか?

 そうですね。例えば(西谷)和希は来た時、「一言も喋らんと帰ったんちゃうか」というぐらいでした。でも、今は若い選手も増えて伸び伸びやっていますし、サッカーでも周りの選手と喋るようになったので、心身ともに成長したなと思います。あとはファッションセンスだけかなと(笑)

―そこの指導はされないんですか?

 ファッションは自由なので(笑)。和希の好きなファッションの世界に浸って欲しいと思います(笑)

―最後にファン、サポーター、読者のみなさんにもメッセージをお願いします。

 どんな時も、いつも応援してくださってありがとうございます。この現状を一試合でも早く打破するために、一日一日のトレーニングから切磋琢磨して、それを結果として出すために頑張っていくので共に戦ってください。応援よろしくお願いします。

Column

 このインタビューの3日後に行われた愛媛FC 戦。栃木は1-2の逆転負けを喫し、第20節終了時点で降格圏一歩手
前のリーグ20位に沈んだ。しかし、試合は待ってくれない。愛媛FC戦の4日後には天皇杯2回戦、アウェー・モンテディ
オ山形との対戦が待ち受けていた。

 スタメンを大幅に変更した一戦、インタビューに答えてく
れた廣瀬浩二もそのメンバーに名を連ねた。

 試合は開始早々、スタメン起用に答えた榊翔太が先制点をあげる。前半終了間際に同点に追いつかれるものの、後半33分、平岡翼のゴールが決まり逆転に成功。見事2-1で勝利を収めた。栃木は天皇杯3回戦に進出、8月14日に栃木県グリーンスタジアムで鹿島アントラーズと対戦する。

 結果はついてきた。シーズン後半、栃木SC の勝利を願い熱い声援を送ろう。

 

平井久美子Hirai Kumiko
フリーアナウンサー。京都府出身。
栃木放送「ブリッツェンのイナズマRadio!!」パーソナリティ。
スポーツでは、栃木SC 応援番組、実況中継・ピッチサイドリポート、
高校野球、マラソンリポートなどを担当。
サッカー4級審判員、防災士、アロマテラピー検定1級、
テレビ検定3級、元東京ドーム売り子