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栃木SC インタビュー【第31回】
 
 11月24日に最終節を迎えたJ2リーグ。

栃木SCはJ2残留を決めた。
最終節はアウェーでのジェフユナイテッド市原・千葉戦。

 この試合が始まる前の栃木の順位は21位で、勝ち点37。
同じく残留を争う鹿児島ユナイテッドFCは20位で勝ち点40。
FC町田ゼルビアは19位で勝ち点は鹿児島と同じく40だった。

だが、得失点差に目を向けると栃木が有利な状況。
残留への条件は、栃木が勝ち、鹿児島か町田が負けること。
簡単なことではないが、逆転残留の可能性は残されていた。

 迎えた一戦、失点を許したくない栃木は集中した守備で千葉の攻撃を防ぎ、スコアレスドローでゲームを折り返す。
試合が動いたのは後半19分だった。
右サイドにいた久富良輔のクロスをニアにいた大﨑淳矢がコースを変え、田代雅也へ。
その田代がヘディングで押し込み先制点を獲得する。
残り時間、栃木はこの一点を守り切り、1-0で勝利を収めた。


 一方、町田はモンテディオ山形に2-1で勝利、鹿児島はアビスパ福岡に2-1で敗れた。
栃木は勝ち点40で鹿児島と並び、前述のように得失点差で上回り、最終節にして降格圏を脱出。J2残留を決めた。

 前期戦の勝利はわずかに3勝。だが、スタメンを大幅に変更し、ヘニキをFW起用した9月22日の鹿児島戦を3-1で勝利すると、その後もその形をベースに戦う。
引き分けや敗れる試合もあったが、ラスト4試合は3勝1分けでフィニッシュ。
崖っぷちの状況から勝ち点を積み重ね残留を決めた。

 夏に加入した乾大知の守備の統率、同じく夏に加入した瀬川和樹の正確な左足のクロス、そして、全選手のハードワーク。
また、開幕からスタメン起用が続いていたユ・ヒョンが10月初旬、練習中に左腓骨骨折でシーズン中の復帰が絶望となった時も、
それまでサブに入っていた川田修平がゴールマウスに立ちはだかった。
試合の流れを変えかねない相手のシュートも防ぎ、チームを救った。

 振り返れば簡単なシーズンではなかった。
だが、苦しみを乗り越え、全ての歯車が噛み合ったその姿には胸を打たれた。

 栃木SCの歴史はまだまだ続く。今後もその戦いを見続けよう。

 

平井久美子Hirai Kumiko
フリーアナウンサー。京都府出身。
栃木放送「ブリッツェンのイナズマRadio!!」パーソナリティ。スポーツでは、栃木SC 応援番組、実況中継・ピッチサイドリポート、高校野球、マラソンリポートなどを担当。
サッカー4 級審判員、防災士、アロマテラピー検定1級、テレビ検定3 級、元東京ドーム売り子