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2021.11.22

知れば知るほど、奥が深い。-フラの世界-

こんにちは。本澤建築設計事務所の本澤崇です。
いつも「社長通信」をご覧いただき、ありがとうございます。

今年5月からスタートした「社長通信」も、お取引先の方々から「読んだよ!」と声をかけて頂いたり、社内スタッフが感想を言ってくれて社内コミュニケーションの一助になったりと、続けていく励みになっています。
今回は少し気恥ずかしいのですが、私の意外な趣味をご紹介したいと思います。

突然ですが、この社長通信のアイコンの私は、何をしている写真か分かりますか?


タイトルにも書いているので、お気づきの方も多いかと思いますが、これは「フラ」をしているところなのです。
多くの方は「フラ」と言うより、「フラダンス」と言ったほうがイメージしやすいかもしれませんね。
※「フラ」はハワイ語で大きくは「踊り」を意味しているので、現地ハワイや、実際にフラをやっている人たちはダンスを付けず「フラ」と呼びますし、それが正しい名称です。

男の自分がフラなんて意外でしょうか?

そんなことはありません、アイコンの写真を見てください。ちゃんと笑顔で踊っているでしょう?


最初はまったく興味なし!半ば強制的に入会されられて…


私とフラとの出会いは、今から9年前。友人の結婚式に参列した日のこと。
余興を担当した友人たちは、ホイホイボーイズというフラの教室「Hula hālau o maluhia」のメンバー。
余興にぴったりなフラを披露し、会場は大盛況。
そんな彼らを微笑ましく眺めていると、最後に突然「新しく仲間になってくれる人を紹介します!」と言われ、私の名前が呼ばれました。
完全に寝耳に水です。

それまで、特にフラをやったこともなければ、やりたいと言ったこともありません。友人たちの企み(笑)によって、半ば無理やりフラ教室に入会することになってしまったのです。

レッスンの初日。せっかくなので新しいジャージを購入し、教室へ。
するとなんと、レッスンは「半袖短パン」でやるのだそう。
私の新しいジャージは、即日タンス行きです。

気を取り直し、レッスンスタート。
フラは、外から見ている分には楽しそうに穏やかに踊っているように見えるのですが、まず基本のステップを覚えるのが大変。下半身を使ったステップは、インナーマッスルに効いているのを感じます。
何も知らなかった私は、そのハードさにも驚きました。

今だから言えますが、

初日を終えての正直な感想は『面倒くさいのに入っちゃったな…』でした(笑)


続けることで気がつくフラの奥深さ。次第に興味が湧いてくる

さすがに初日ではフラにハマれなかった私ですが、その後もちゃんと教室には通いました。
すると、だんだんに「フラの奥深さ」に興味が出てきたのです。
すべての動きに意味があって、説明しだすとキリがないのですが、知れば知るほど奥が深い。
フラに馴染みのない方の「フラダンス」のイメージってどんな感じでしょうか。

女性が手を揺らしながらのんびり踊っているイメージ?


フラとは、ハワイの伝統的な踊りや歌舞音曲です。
その種類は大きく2つに分かれ、1つは、打楽器のリズムと歌に合わせて踊る古典フラの「カヒコ」。こちらは自然の神様に祈りを捧げるために、現地ハワイで昔から踊られています。

そしてもう1つは、ウクレレなどハワイアンミュージックに合わせて踊る、現代フラの「アウアナ」。こちらは西洋の楽器がハワイにもたらされてから発展したものです。

※正確に細かく説明しようとすると、長くなりすぎるので、ざっくりとはこんな感じです。

おそらく多くの人の頭の中にある「フラダンス」は「アウアナ」のイメージでしょうか。ちなみに私が習っているのは「アウアナ」です。
ゆくゆくは「カヒコ」もやってみたいのですが、先生曰く、男性のカヒコは教えられないとのことと、まだまだアウアナも極めていかねばなりません。

フラの先生のことは「クム」と呼びます。

同じ曲でも、それぞれの先生がオリジナルの振り付けを創作しています。ちなみに、それには著作権があるため、大会などの各チームのフラを勝手にSNSなどで公開したり、別の教室の人が勝手に真似をして踊ったりすることは禁止されています。
私の教室のクムは、ハワイにいらっしゃる「Kumu Kahulu Maluo」先生。
フラには世界的に有名な「メリー・モナーク」という大会があるのですが、そこで1位をとった生徒を輩出したことがあるほどの素晴らしい方です。

コロナ前は年に二回は日本に来てくださり、直接指導を受けていました。



県内外のイベントでフラを披露!踊り終わった後の時間も大事

いつの間にか、フラにハマってしまった私は、これまでに様々なイベントでもフラを披露しています。
日比谷公会堂でBEGINの演奏の前座をやったり、羽田空港で踊ったり。
宇都宮に来た元力士の小錦さんと一緒に踊ったこともあります。
若山農場の竹林の中で踊ったときは、蚊に刺されまくったのを覚えています。


フラは、手の角度や目線、リズム、チームで動きが揃っているかなど、全てが大事な要素です。上手な人は基本ステップだけ見ても、違いを感じます。
しかし、私にとってフラの一番の楽しさは、上手い下手が色々あっても、仲間たちと踊り終わったときに、お酒を飲んで語り合う時間かもしれません。

フラのレッスンは月に3~4回程度ですが、イベントなどが近くなるとその回数も増えます。仕事に行く前の朝に、近所の公園で自主練習をすることも。

そして県内外の様々なイベントに出かけます。
「仕事をしながら、そんな時間を作るのは大変ではないの?」と思われるかもしれませんが、踊り終わったあとの達成感や、その後の仲間と楽しむお酒のおいしさを思うと、頑張れてしまうものなのです。


しかも私は、好きが高じてウクレレも弾けるようになりました。譜面があれば、簡単な曲は弾くことができます。
フラをやっていると、ハワイからやってくる色々なアーティストとも出会えることもうれしいことです。
フラを習う前から、年に1回は行くほどの「ハワイ好き」だったので、余計にそう感じるのかもしれません。


恥ずかしさと戦うこと。それも経営者の強さにつながる?

フラが仕事に役立つのか?と聞かれれば、「YES」と答えます。
イベントで踊るときは、楽しいだけでなく、緊張も大きいです。失敗をしてしまったら、リカバーしなくてはいけませんから、リカバリー力が鍛えられます。
そして何より、楽しいのに「恥ずかしい」という感情もあるのです。

フラの最中は、歯を見せて笑顔でい続けなくてはいけないのですが、そもそも、日本人男性は、歯を見せて笑うことに慣れていません。
慣れていないことを踊りながらずっと続けるのは難しいですし、やはりちょっと恥ずかしさを感じてしまいます。

しかしそういった感情と戦うことで、経営者としてのハートも強くなるのでは?と思っています(笑)

私のフラの仲間たちに経営者が多いのは、偶然ではないのかもしれません。



フラとの出会い、仲間との時間が生活を充実させてくれる

約9年フラを続けてきましたが、やっぱりまだまだだな、と思います。
イベントで踊り終わったあとも「もっとこうできたのでは?」という反省点もたくさんあります。
やればやるほど奥が深くて、飽きることがありません。

「フラが人生です!」と言う方もいますが、自分はそこまでは言えません。
でもこれから先、歳を重ねたときの健康維持のために続けるのも1つだと思っています。

毎日を仕事一色にするのではなく、趣味としてはじめた「フラ」が、生活に充実感を与えてくれたような気もします。

また、そこで出会った仲間と過ごす時間が、自分をリフレッシュさせ、フラを通じた新たな出会いに、大きな刺激をもらっています。


コロナの影響でもう1年以上も、ハワイに行ったり、来てもらったりが難しくなり、仲間とワイワイお酒を楽しむ機会がなくなってしまっているのが残念ですが、落ち着いたら、そういう機会を大切に過ごしたいですね。
この社長通信を読んでくださった方には「フラをやれ」なんて強制はしませんが、もし興味があればお声がけください。

また、フラでなくてもいいので、仕事とは別の趣味や、そこでの仲間とのつながりを持っておくと、生活の充実度合いが違うので、おすすめをしたいです。



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