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2017.08.08

足利市・日本最古を誇る教育の原点、勉学とともに生きる街




 

【まちの概要】南北に長い地形が自然と街が違和感なく楽しめる魅力に

 

栃木県の最南西部に位置する足利市。すぐ隣は群馬県桐生市・太田市・館林市・邑楽郡であり、特に桐生市・太田市とは国道50号線で貫通していることもあり、群馬県と非常に近い地域性であることが特徴です。


 

人口は2015年(平成27年)現在で約15万人、人口密度は1平方キロメートル当たり845人。南寄りの駅周辺は利便性の高い施設が軒を並べており、北部方面はゴルフ場などの山間施設が存在しています。便利さと自然が共存する南北に長い形をしています。


 

市内を走る路線はJR両毛線と東武伊勢崎線。両毛線は「足利駅」、伊勢崎線は「足利市駅」、その距離は600m程度しか離れていません。しかし、太田市から放物線状の路線を描く頂点にある駅が伊勢崎線の足利市駅で、そこから先は放物線の下り方面として館林市へ向かっています。そして桐生市から右隣である栃木県佐野市へ向けて東西に伸びる両毛線の駅が足利駅となっており、車がない人でも群馬・埼玉方面、宇都宮方面ともに出かけやすい環境となっています。


 

市内を走っている高速道路は2011年(平成23年)3月に全線開通した北関東自動車道です。これにより、足利市を横切るように北関東自動車道が貫通しました。北関東自動車道は首都圏から北方向に伸びている関越自動車道と東北自動車道を東西に結ぶものです。さらにこの全線開通によって足利インターチェンジも設置されましたから、関越道・東北道のどちらを利用しても容易に足利市へ行くことができるようになりました。なお、海のない栃木県ですから気候は内陸性を示しており、夏の暑さが特徴的です。

 

【まちの歴史】「足利」の名の所以は?日本最古の学校も「足利」の名が

 

「足利」の名称を聞くと、真っ先に思い浮かべるのが「足利氏」でしょう。足利氏ゆかりのまちなので「足利市」というのか…とも考えたくなりますが、これについては諸説あります。しかし、どうやら足利という名称は、地名として名乗られたほうが先だという記録があるようです。地名を通称名として使用することは歴史上では珍しくないことであり、本名は「藤原」であったようです。この地を支配した人物名「藤姓足利太夫成行(ふじせいあしかがだゆうしげゆき)」がその歴史を物語っています。


 

足利の歴史として広く知られているのが日本最古の学校「足利学校」です。2015年(平成27年)4月に日本遺産に指定されました。足利学校に保存されている書物の多くが国宝指定書籍としての指定を受けており、「生涯学習」「生涯教育」といった教育現場のさきがけとしてその役割を果たしてきました。誰もが知るフランシスコ・ザビエルも「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と絶賛していたとされています。


【移住ポイント】暮らしやすさ関東トップクラスを誇る自信。自治体の「移住促進」努力の賜物

 

総務省が立ち上げた移住支援サイト「全国移住ナビ(URL:https://www.iju-navi.soumu.go.jp/ijunavi/)」において、「2015年(平成27年)7月13日現在で、足利市の閲覧数が約9千件で全国第1位を独走している」というニュースが下野新聞の記事になりました。第2位は青森県弘前市ですが、約5千件もの差をつけていると紹介されています。


 

閲覧数全国第1位ということは、当然それだけ足利市に興味を持っている人が多いということ。全国移住ナビは各自治体のページが用意されています。このページのアップもそれぞれの自治体が行っています。足利市のサイトは「あしかが輝き大使」の勝又州和さんによるPR動画をはじめ、子育て世代が抱える移住に対する不安や疑問、地元コミュニティや働き方などが分かりやすく説明された、充実したサイトになっています。つまりは、それだけ自治体が移住に対しての受け入れ態勢を整えているということです。

 

【ファミリー移住】ファミリーが心豊かに暮らせる場を提供

 

子育て世代にとって魅力的なのは、保育所の待機児童がゼロだということ。小さなお子さんをお持ちでも働きたいと思われている家庭にとっては非常に嬉しいことです。


 

また、屋内遊戯施設として2014年(平成26年)12月に「キッズピアあしかが」がオープンしました。これは、ショッピングモールの2階に設置されているもので、子供のおもちゃブランドとして著名な「株式会社ボーネルンド」が手がけた施設。ファミリー世帯にとってはショッピングと遊びが同時に楽しめる施設として人気を集めています。子供の興味や動きを考えつくされて選び抜かれた遊具は、生後6ヶ月~12歳までの子供が、安全に楽しく頭を使いながら身体を動かす工夫がなされています。


 

足利市は子育て支援策として、このキッズピアあしかがの遊具設置費および運営費を補助しています。そのことからもファミリー世帯が健やかに生活するための支援を積極的に行っていることがわかります。


 

「足利駅」と「足利市駅」が隣接しているので、駅周辺は非常に拓けています。病院や外食、各種ショッピングなどに困ることはありません。

 

【シングル移住】「足利駅」「足利市駅」2路線の駅の近さが街の楽しさを倍増

 

シングル向けの賃貸物件の平均家賃は、ワンルーム~1LDKで3.95万円~4.85万円。これを3DKまで大きな部屋にしたとしても~5.97万円なので、かなり安価で借りることができます。


 

鉄道は2路線走っていますが、北関東自動車道および国道50号線の利便性が高いこともあり、生活においての主な移動はマイカーを利用する人が圧倒的に多くなっています。そのため、賃貸物件はほとんどが駐車場完備もしくは近隣に用意されていますし、大型ショッピングモールなどへ行っても駐車料金はほぼ無料で使用することができます。


 

先の通り足利・足利市駅周辺は街が大きく、ショッピングモールやゲームセンターなどのほか、健康ランド・温浴施設もありますから、休日の過ごし方はいろいろ選べるのも魅力です。



 

【おしごと】気軽に移住が実現できる仕事環境、自然の中で気張らない生活を

 

大型ショッピング施設、飲食店、スーパーやコンビニなどの仕事が募集されているほか、市内外に製造関係の工場が多いので工場作業員の仕事が豊富に募集されています。地方ならではの正社員での農作業や介護士などのニーズもあり、都会では感じられない多様性が多くあります。


 

珍しいところとしては、健康ランドのスタッフやゴルフ場の管理などといった地域性を生かした職業もあります。


また起業、創業を目指す方には市からのサポートを受けることができます。中小企業支援制度にて法人税は3年間無料の優遇を受けられ、さらに雇用が発生した場合は別途補助金をしから受け取ることができます。工業関連の支援制度が多く展示会や新規商品の開発には補助金が用意されています。


歴史と自然を求めてこの地を移住先に選ぶ人が多くみられ、「意外と気軽に移住できた」「心が豊かになった」という声も寄せられています。暮らしやすさと自然が調和した街と言えるでしょう。