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2017.08.08

那須塩原市・自然の近くで心豊かに暮らせる・温泉と観光のまち




 

【まちの概要】首都圏から程近い避暑地、本州一を誇る酪農も有名

 

首都圏から150km、すぐ隣は福島県という栃木県の中でも最北部に位置する那須塩原市は、豊富な湯量を誇る「塩原温泉郷」をはじめとする温泉で広く知られています。市全体のうちの半分はこの温泉郷や塩原渓谷、沼ッ原湿原といった山岳部となっており、それらが観光名所にもなっています。


 

残る半分は扇状地で、JR東北新幹線・宇都宮線が通るほか国道4号・400号が走っていますが、全体を通して標高は200m以上。このため気候は年間を通して冷涼な高原性を示しており、夏の行楽シーズンは避暑地としての人気も集めています。夏は雨量が多く、特に山間部では冬も雪深くなり、4月になっても残る雪がその気候を表しています。しかし、夏になれば高原特有の植物が豊かに見られることから、この四季を感じやすい環境が観光の名所である所以にもなっています。


また、那須塩原市は酪農が盛んな地域としても名高く、生乳の粗生産額(生乳とこれを販売して得た利益)が全国第4位、本州では第1位を誇っています。


人口はおよそ11万6千人。2015年(平成27年)1月現在の人口密度は1平方キロメートルあたり197.34人と、ひろく山岳部が占めるゆえの人口密度をはじき出しています。しかし市街地ばかりに人が集まるのではなく、酪農や宿泊業の経営者などが山間方面で生活していることもままあり、観光や自然に近い位置での生活が基本となっています。

 

【まちの歴史】豊富な温泉の源、火山とともに重ねてきた歴史

 

那須塩原市の歴史は縄文時代の居住跡が残されているところまで遡ります。また、国指定重要文化財である「深鉢形土器」も出土されており、歴史の深さを知ることができます。


 

那須塩原の象徴ともいえる温泉は、806年(大同元年)に発見されたという記録が残っています。その後約250年ほどして板室温泉も発見され、那須温泉郷も非常に古くから存在していたことがわかっています。


 

温泉の源である火山帯としては、茶臼岳や那須岳は古く1800年代より噴火・爆発を繰り返しており、豊富な温泉とともに生きるためには避けられない自然災害として記録されています。


 

明治時代、ドイツ公使・外務大臣を務めた青木周蔵が建てた別邸が「旧青木家那須別邸」として今も残されています。松ヶ崎萬長の設計によって建築されたこの那須別邸は、萬長がドイツで学んだ設計学をふんだんに採用した国内唯一の建築物で、1999年(平成11年)に国重要文化財として指定されました。現在、「道の駅 明治の森・黒磯」内に施設として一般公開されています。



 

【移住ポイント】移住・定住を勧める積極的な活動を開催

 

那須塩原市は、那須塩原市定住促進の一環として「シティプロモーション課」を設けています。また、このシティプロモーション課と地域密着をモットーにした企業が手を組んで「きらきらホットなすしおばら(URL: http://nasushiobara-portal.jp/)」というポータルサイトを開設し、地元で生活している人々ならではの情報や那須塩原市での暮らしに役立つ情報が配信されています。「まだ本格的に移住を考えているわけではないけれど気にはなっている…」という人にとって、インターネットでの情報公開は気軽に移住を検討できる貴重な情報源になるので、ひとつの工夫といえます。


 

2015年(平成27年)4月、シティプロモーション課内に移住促進センターを設置しました。さらに同6月に移住・定住希望者に情報提供を行うサイト「Challenging Nasushiobara-Life(URL:http://nasushiobara-life.com)を開設、「チャレンジing 那須塩原」のコンセプトや市の魅力、子育て世代にお勧めしたい移住ポイントなどが詳しく紹介されています。


同5月9日、東京都豊島区の池袋サンシャインシティにて移住促進イベントも開催し、移住希望者が最も気になる「仕事」「子育て」「住宅」などを体感できるブースを設けました。このように、インターネットを駆使したり積極的に他の地へ出る方法で移住・定住を勧める活動が行われています。



 

【ファミリー移住】子育て世代にはありがたい医療費助成。身近な観光地が教育にも一役

 

子育て支援制度は多くの自治体で行われているものですが、那須塩原市はこども医療費助成制度が非常に充実しています。


 

市内在住の「18歳に達する日以後の最初の3月31日まで(おおむね高校3年生まで)」を対象に、条件を満たした対象者は通院・入院のうち保険診療にて自己負担した分が助成されるシステムです。


 

多くの場合、助成期間が15歳までで終了するのに対して、那須塩原市では18歳までと期間が長いのが特徴です。子供はなにかと病院にかかる機会が多いですから、子育てのしやすさが全面に押し出された制度です。


 

生活においては、土地の半分を山間部が占めていること、また冬の時期の積雪を考えるとマイカーがあると便利でしょう。


 

観光地として取り上げられる機会の多い「那須ハイランドパーク」や「那須どうぶつ王国」も、地元に住んでいれば少し足を伸ばすだけで楽しめる施設として知られています。ファミリー世帯には、身体を動かしたり動物に触れ合えたりする絶好の施設として人気を集めています。


【シングル移住】駅近く、広い部屋がリーズナブルに借りられ、リゾート地で過ごせる距離感も魅力

 

那須塩原市の1K~1LDKの平均家賃は4.19万円~4.85万円。これは、2DK~3DK程度まで部屋の広さを大きくしても4.09万円~5.78万円と、その差はさほど大きくありません。「住宅を借りる」という部分で困ることはないでしょう。地域柄、賃貸物件にはおおむね駐車場が併設もしくは近隣に用意されていることがほとんどです。


 

有名な「那須ガーデンアウトレット」も賑わいを見せるほか、気候や地域性を生かした温泉施設やゴルフ場・スキー場などで気軽に休暇を楽しむのも、地元に住んでいる特権といえます。


【おしごと】都会では経験できない職種が豊富

 

駅周辺は街も大きく拓けているので、さまざまな職業が募集されています。地域性の強い職業としては、製造業や工場内作業のほか温泉の受付、ホテルスタッフ、ゴルフ場でのキャディやロッジ管理の仕事なども募集されています。勿論事務員や営業などの一般職の求人も随時掲載はされていますが、都会ではなかなかできない職業も、リゾート地・観光地では大変重要な仕事として認識されています。


 

地域には商工会議所で起業前からサポートを受けることができます。企業前の事業計画書の書き方から県の創業支援融資の斡旋までを行ってくれる体制が整っており、起業後も税金や財務、経理などの助言を受けることが可能です。