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土木の道を選んだ理由

前職は造園会社に9年、測量会社で３年勤務しました。キャリアを積み重ねていく中で、土木を極めたいという思いはずっと持っていましたね。私が土木をやりたいと思ったのには２つ理由があります。一つはインフラ整備の公共工事や各種建築ニーズは絶えることがなく需要が多いということ。もう一つは業界全体が抱える課題でもある土木技術者の不足です。

じつは私の妻は職場が日光でして、自宅のある宇都宮の南部からは少し距離があります。このことは磯部建設への転職とは直接の関連はないのですが、転職先を選ぶ際に日光エリアも十分射程圏だったことは確かです。磯部建設については以前から知っていました。地域に根差した優良企業で、経験者に限った募集をしていないことなどから魅力的だなと感じていました。

責任の重い仕事だからこそ、最後に大きな喜びが手に入る

入社後の1年間は有資格者の先輩に付いて、OJTで徹底的に仕事を学びました。やはり実践で学んでいくのが一番早いと思いますね。現場代理人として任せてもらえるようになったのは入社2年目からです。

今年で5年目に入りますが、よく「これまで手掛けた仕事で印象に残るものは？」と聞かれることがあります。私は手掛けてきた仕事すべてに同じだけ情熱を注いできましたので、すべてに同じだけの思い入れがあるというのが正直な答えです。どれかひとつを挙げるなんてできません。仕事についての実感をひとつお答えするなら、現場は自然環境を相手にするものであり雨、風、台風などの自然現象を時には脅威に感じることがあります。ゆえに現場を運営していく上で何もトラブルが起きないことを願っていますし、そのための対策には万全を期しています。

様々な困難に直面することもありますが、協力会社さんや地域の方々ほか、たくさんの方の協力により無事完成の日を迎えられた時、言葉では表せない万感の思いがこみ上げてくるのです。

経験よりチャレンジする意欲

最後に今転職を考えている方へ。
私の体験から言わせてもらえば、即戦力としての経験・スキルがなくても、成長したいという意欲のある人ならこの会社にピッタリだと思います。当社の社長は日頃から「片肘を貼らず自然体であれ」と仰っていますが、まさに社員同士が自然体で向き合うからこそ社内の人間関係は良好ですし、それは協力会社さんを始めとする外部との信頼関係にも言えること。

この業界は経験則に依るところが大きいところがありますが、磯部建設は社員の成長の糧としてどんどん仕事を任せ、経験を積ませてくれる会社です。
土木のプロになりたい。
地域に貢献したい。
技術を磨きたい。
目標をしっかり持っている方なら、磯部建設は絶好の環境だと思います。

前職で感じた建築の不条理さ

転職の理由は、前職であまりに理不尽な経験をさせられたからです。詳細はお話しできませんが、施工管理技士本来の業務以外のことを押し付けられるが多かったのです。
「いったい自分は何のためにここにいるのか？」
そんな疑問を抱えながら、仕事をせざるを得ませんでした。

転職する直前、一級建築施工管理技士の資格取得のために業務時間外に学校へ通っていたのですが、そこで集う技術者たちの話はとても興味深いものでした。
ほぼ自分と同世代で、経験値も同程度。自分の知る競合他社に勤務する人ばかりでしたので、情報収集のため思い切って突っ込んだ質問をしてみました。
「あなたの会社って実情はどうなの？」
「あなたが思うホントにいい会社はどこ？」
「転職するならどのエリアがいいと思う？」

ヒアリングを重ねていく中で多くの方がイチオシとして紹介してくれたのが磯部建設でした。

自分に合う仕事として磯部建設を選びました

前職での苦い経験から、転職先選びには妥協したくありませんでした。
経営方針はどうか？
技術者一人一人のミッションは明確か？
競合他社からの評価はどうか？
求められる責任の度合いと報酬は見合っているか？
入社後の未来をしっかりイメージできるか？
働く側にとってクリーンな会社であるか？
休日はきちんと取れるか？

様々な観点から企業研究を行った結果、磯部建設で間違いないと確信しました。

「営業より、現場主体」の考え方

転職後、身に染みて実感したのは「磯部建設は現場主体で動いている会社である」ということ。大概の建設会社は分業制で、完成後の引き渡しなどは営業が立ち会うのが一般的ですが、磯部建設は現場代理人が行います。これは自分にとっては最大のヤリガイです。
「どうもご苦労様でした」
この一言を頂けた時、すべてが報われたという気持ちになるのです。お客様の声を直接いただくことのありがたさを知っているからこそ、現場主体の姿勢を貫いているのだと思います。

これまで手掛けた仕事はどれも思い入れがありますが、一つ挙げるならイタリア大使館
別荘記念公園の工事でしょうか。日光周辺に建設された各国大使館別荘の中で唯一、一般公開されているもので、建物は国の登録有形文化財にも登録されています。

地図に残る、記憶に残る。
建築の仕事のヤリガイはそこに集約されるのかもしれませんね。

最後に、休みについての私の考え方について。
率直に言って、現場代理人が休みを取れるかどうかは、すべて自分のハンドリング次第。
「関係各所との調整や工程管理などを的確にマネジメントできさえすれば休みはしっかり取れる」というのが私の持論。
意思を持って仕事ができるかどうか。
それがすべてのような気がします。