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那須ブラーゼン コラム【第24回】 若杉厚仁社長コラム
 
 今回は、チームや組織から離れた私事です。この度、7月21日に開催される「エタップ・デュ・ツール2019」に出場いたします。「エタップ・デュ・ツール」とは、現在開催期間中である世界最大のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」の一ステージを、この「ツール・ド・フランス」開催期間中に一般参加者が味わうことができるというイベントです。

 過去には日本から片山右京さんや、レーシングドライバー佐藤琢磨さんも参加しており、まさに、世界最大の祭典の色香漂う華やかな舞台です。今年は1万5千人もの一般参加者が「ツール・ド・フランス2019」最後にして難関の山岳ステージ第20ステージのルート、距離135km の獲得標高の4,563m の難コースに挑みます。

 今回、私は那須ブラーゼンのメインスポンサーであり、那須ハイランドパークやNOZARUを手掛ける、藤和那須リゾート㈱の全面サポートにより参戦が叶いました。

 サイクルロードレースの世界に身を置くものとして、最高峰である「ツール・ド・フランス」を肌で感じて吸収してくることは、今後のキャリアにおいても大変重要なことと感じていましたので、このチャンスを生かして、多くのことを吸収してきたいと思っています。

 それに加えて、今回は特別に期するところがあり参戦を決意した面もあります。私自身は23歳で現役を退き、以降はチームのマネジメントに専念をしていますが、選手としても、一サイクリストとしても、心残りがないとは決して言い難い状況で自転車をおりました。そんな自分自身にとっても、再び自転車にまたがる意欲を奮い起こし、一般参加が大半を占めるとはいえ、先頭の150 人は元プロかトップアマで占められる「エタップ・デュ・ツール」への参戦は、改めてサイクルロードレースにサイクリストとして向き合う最高の舞台でもあります。

 この舞台に向けて、日々のトレーニングやウェイトコントロールに、7年ぶりに挑んでいるわけですが、困難な挑戦であるほどに価値があり、そして、その挑戦を果たした先に何が見えるのか。その場所ではどんな景色や感情と出会えるのか、本当に楽しみでなりません。

 次回の寄稿は参戦後になるますので、「参戦記」を予定していますので、是非、またご覧頂ければと思います。
 
若杉厚仁
Wakasugi Atsuhito

Profile
1989年10月14日生まれ。千葉県出身。
宇都宮ブリッツェンでプロデビュー。
2013年に那須ブラーゼンに移籍、選手権取締役運営マネージャーに就任。
シーズン末に現役引退。
2016年より那須ブラーゼン運営会社「NASPO㈱」代表取締役社長を務める。