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  宇都宮ブリッツェン コラム【第2回】全日本選手権日記
 
宇都宮ブリッツェン コラム&雨澤毅明選手インタビュー

全日本選手権日記
 
今年の日本一を決める舞台は青森県階上町(はしかみちょう)、青森県の東南部に位置する。
もちろんレースを観る事が目的だが、行く土地を楽しむ事ができるのが自転車レース観戦の良い所でもあると思っている。

今年は宇都宮ブリッツェン下部育成組織「ブラウブリッツェン」の
女子選手・新川明子選手のタイムトライアル(TT)に合わせ6月22日(木)の夜に宇都宮を出発。

東北自動車道を進む事約6時間で青森県階上町へ到着。俗にいう「車中泊」である。
私は割りとどこでも寝られるタイプなので平気ではあるが、車中泊はちょっと…という方は
新幹線を使ってびゅーんと行って頂ければ何の問題もなく青森県に上陸することが可能である。

6月23日(金)に行われた1 周13.0km のコースを3周回、39.0 km のコースで行われたTT には
宇都宮ブリッツェンから鈴木譲・岡篤志・小野寺玲の3選手がエントリー。

小野寺・岡の2選手は途中まで暫定1位2位のタイムを刻むが、
昨年の王者であるブリヂストンアンカーサイクリングチーム西薗良太選手と、
マトリックスパワータグの佐野淳哉選手には届かず、小野寺選手が3位、岡選手が4位という結果になった。

25日(日)に行われた1 周14.0km のコースで行われたロードレースには
鈴木譲・飯野智行・馬渡伸弥・岡・雨澤毅明・小野寺選手の6名での出走。雨澤選手が7位という結果で終わっている。

レースを振り返ると119人出走のうち完走者20名というまさにサバイバルレースであった。
ゴール手前300mほどで観戦していた我々にはスタートしてすぐに耳を疑うようなアナウンスが流れた。

岡選手が落車に巻き込まれ鎖骨骨折。ここでレースをおりる。
この落車により、昨年のチャンピオンである
ブリヂストンアンカーサイクリングチーム初山翔選手なども含まれており、
序盤から有力選手がリタイアとなる展開になった。

周回を重ねるごとに選手が減っていく。
目の前をものすごいスピードで走り過ぎる集団の中にブリッツェンの選手を探す→安心するを何周回か繰り返す。

レース終盤14周回目でチーム右京の畑中勇介選手が単独アタックを仕掛け、抜け出す事に成功。

このまま残り2周回を単独で逃げ切った畑中選手がナショナルチャンピオンジャージを手にし、
ブリッツェンからは最後まで粘った雨澤選手が7位という結果で終わった。
 
7位という結果は残念

ここで雨澤選手に全日本について話を伺った。

ー振り返ってみていかがでしたか?
雨澤 優勝しか狙ってなかったので7位という結果は残念ではありましたけど、結局力で決まったレースだったので力負けしたなというふうに素直に受け入れたいなと思います。

ーレースの作戦はどんな感じだったんですか?
雨澤 飯野さんと馬渡が序盤の動きをチェックしていく。(鈴木)譲さんと(小野寺)玲が序盤中盤動いてもらって、最後は譲さんと自分がっていう流れで。
(岡)篤志いなくなったのはでかい。中盤の逃げは予想外で、たまたまレースの流れに乗った結果だったんで…。逃げながら「もしかしたらこれがチャンスなのかもしれないから、ちょっと頑張ってみようかな」と思ってました。抑える所は抑えて走ってましたけど。

ーすごいきつそうな表情も見えていたけど。
雨澤 すごいきつかった。獲得標高4,000m近いし、210km5時間半以上走ってて長かった。

ーなかなか日本のレースで200km 走ることはないと思うんですが。
雨澤 なかなかなくて、日本だとツール・ド・沖縄ぐらいですね。とにかくきつい210km でした。

ー今年の全日本はワールドツアーで走っている別府史之(トレック・ファクトリーレーシング所属、日本人初のツール・ド・フランス完走者)選手もいましたけど、やはり別格だった?
雨澤 やはり単騎で参戦して2位に入るあたり強いなと。いずれは別府さんレベルの選手になりたい。どのコースであれ勝ちたい。
 
 ちなみに「青森で美味しいもの食べたか?」と聞いたところ、
「大戸屋ごはん処コンプリートする勢いでしたよ!」と普段はファミレスでの食事が多いそうだ。

そしてこのインタビュー中いきなりケイティペ リーの「ボナペティ」という曲を流し始めたので
レース前とかに聞いてる曲か?と聞いたらこれは最近買ったんすよ(笑)と、
若者ならでは(?)のレース中の真剣な眼差しとは真逆の姿も雨澤選手の姿も見ることができた。


2017 年ナショナルチャンピオンジャージを宇都宮に持って帰る事はまたしてもできなかった。
だがしかし、来年はチーム創立10周年という記念イヤーでもあり、
なんとしてでもブリッツェンが全日本選手権で1番にゴールに飛び込んでくる姿をこの目におさめたい。
 
雨澤毅明
あめざわ・たけあき
1995年 2月 4日生まれ
173cm/60kg
栃木県下野市出身
脚質:オールラウンダー
 
杏寿沙
AZUSA

Profile
2015.2016シーズン、宇都宮ブリッツェンフェアリー自転車競技部として活動。現在はレディオベリーでリポーターとして毎週火曜日活動中。その他、栃木県内外でのイベントMCなどマルチな活動を展開中。