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栃木ゴールデンブレーブス コラム【第12回】栃木ゴールデンブレーブス谷津鷹明選手インタビュー
 
◎栃木ゴールデンブレーブス
谷津鷹明選手インタビュー

Text/高村麻代・Photograph/栃木ゴールデンブレーブス


おじいちゃんとキャッチボールをした時のボールの感触が忘れられず、小学1年生から野球を始めた谷津選手。それからはプロ野球選手を目指して、ひたすら野球に打ち込んできた。日本体育大学時代に大学日本一を経験し、リーグのベストナイン、最後の大会では打率5割3分8厘という好成績を残してブレーブスに入団。期待の新人はすぐにチームに馴染み、開幕からスタメンに定着している。栃木の地で迷いなく夢に向かう谷津選手に聞いた。
 
―1番ショートは想定していた?

大学時代は内野も外野もやって、起用されたところで自分の力を発揮しようと考えてやってきたので、その中で今回はショートで選んで頂いているということ。体は小さいけどその分フットワーク、足の速さには自信があります。体つき以上に飛距離もあるほうだと思っているので、あとは打率を残していけるように考えています。

―今の調子は?

最終的に3割5分で終わることが目標なので、ようやく3割にのって一歩近づけたかなと。やっぱり自分が初回に出ると得点に繋がってチームが波に乗れるので、どんな形でも塁に出ることが大事。相手ピッチャーにたくさん投げさせて(後続の打者に)球種を見せるようにしたり、四死球をもらったりすることも先頭打者としての役割だと思っています。

―守備も定評がある。

ピッチャー陣に良い流れで投げてもらうためにも、守備で締めていけるようにしたいです。自分も含めエラーが続いてしまった試合のあと、チーム全体で守備練習をしたことがありました。野球は、試合に負けても次に取り返せるスポーツなので、うまくいかなくても切り替えて次に向けていかに準備をするか、それが大事だと思っています。

―試合が続く疲れは?
確かに、学生時代より試合数が多く少し疲れを感じているので、もっと体力を強化しないといけないですね。試合に向けてどう調整したらいいかを考えて、自分に足りないものを補うための練習をひたすらできるという、疲れますが、野球だけに集中できる幸せな生活です。

―チームのムードメーカーでもある。
練習中は、思ったことはどんどん口にするようにして、自分もチームも声で盛り上げるようにしています。ベンチでもがんがん声を出すのが自分のウリでもありますが、ピッチャーへの声かけはうるさいと言われることも…。2年目の橋爪(脩祐)選手がぶっとんだ声出しをするので、そこは着いていこうと思っています。

―意気込みを。
家族や地元の友人からも「絶対NPBにいってくれ」と言われているので、この一年は、NPB に行くことだけを考えて、栃木では野球だけに打ち込みます。あと一歩で勝ち切れない試合も多いので、とにかく勢いにのって夏に向かっていきたいです。ファンのみなさんの声援が僕たちの勝利への後押しになるので、応援をよろしくお願いします!
 
◎栃木ゴールデンブレーブス

谷津鷹明
Yatsu Takaaki
Profile
1995 年9 月22 日生まれ
神奈川県出身
172cm/74kg
右投/ 左打
向上高校 →日本体育大学→
栃木ゴールデンブレーブス
 
高村麻代
Takamura Mayo

Profile
NHK各局(津→長野→新潟→宇都宮)で、テレビを中心にキャスター・リポーターを勤める。 フリーアナウンサーとして、CRT栃木放送やFMくらら857でパーソナリティを務めるほか、 ブライダルやイベントのMC、ナレーション、地域誌のコラムなども担当。