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栃木ゴールデンブレーブス コラム【第13回】栃木ゴールデンブレーブス内山太嗣捕手インタビュー
 
◎栃木ゴールデンブレーブス
内山太嗣捕手インタビュー

Text/高村麻代・Photograph/栃木ゴールデンブレーブス


今シーズン開幕からスタメンマスクをかぶっているのは、入団一年目の内山選手。どの投手ともうまくコミュニケーションを図り、良さを引き出していくリードと、ピンチの時ほどきっちり盗塁を阻止できる強肩が持ち味。スカウトも注目する内山選手にキャッチャーとしてやりがいやNPB への思いを聞いた。
 
―青森出身で栃木の生活は?


栃木は住みやすくて、早くも自分にとって落ち着く場所になっています。温泉もあるし買い物も楽しめるし、生活でのストレスがないです。ただ、すでに暑さには参ってます。特にキャッチャーは、常に太陽のほうを向いているのできつい!日焼け止めを塗ると疲労軽減にもなると聞いたので、最近は日焼け止めを塗るようにしています。日焼け自体は気にしていないので、真っ黒ですけどね。


―社会人野球からなぜBC リーグへ?

高校1年の時から監督に「プロを目指せ」と言われ、甲子園よりもNPB を意識してきました。進路を考えた時に、大学では4年かかってしまうから社会人野球の道に進み、「野球の頭脳」を鍛えてもらいました。ただ社会人野球からNPB に行けるのはドラフトだけで育成枠はないので、BC リーグなら育成指名もあって可能性が広がると先輩に言われ、思い切ってチャレンジしました。

―キャッチャーというポジションについて。

小学生の時に120 キロのストレートを投げる良いピッチャーがいたんですが、その人の球を捕れる人がいなかったんです。自分はショートだったんですけどキャッチングが良かったんで、それから捕るように。そんな流れでキャッチャーになったんですけど、結果的には良かったです。それほど体が大きくないので、ショートだったら今のチームにはいられなかったし、いろんなポジションをやった中で一番合っていると思ってます。みんなと向き合って守っているから、自分がマイナスな面を出したらチームにすぐに伝わってしまう。心掛けているのは、前向きな声だしや的確な指示。味方に安心を与えられるポジションだと思います。

開幕からたくさん失敗をしてきましたが、少しずつ安定してきたかと。「自分が試合を支配するようなつもりで臨め」と飯原さん(飯原誉士選手兼コーチ)にアドバイスをもらい、(投手がサインに)首を振ってもそのまま投げさせたり、相手のバッターをみて仲間の守備位置を動かしたりと、試合に反映させています。

―NPB に行くためには。

あくまでNPB に行くことが目標なので、BC リーグの中では断トツと言われるスローイングを見せていかないといけない。NPB との交流試合では、まだ自分のほうが負けているなと感じたし、栃木には八木さん(八木健史選手バッテリーコーチ)というお手本になるキャッチャーがいて、八木さんのプレーを見るたびに「まだNPB には遠いな」と思うことが多いです。自分のスローイングは、肩だけじゃなくフットワークを重視しているから強い球が投げられるんですけど、連戦で疲れが出ると(フットワークが生かせない)弱さが出てきているので、下半身の強化としっかりアフターケアをすることが課題です。

―後期に向けての意気込みを。

「バッテリーが一つになる」ことが大事だと思うので、投手の意見と自分の意見を良いとこ取りして、気持ちよく投げてもらえるようキャッチャーとして成長していきたいです。チームとしては、(6月上旬時点で)最下位という苦しい状況ではあるんですけど、一戦一戦大事にして勝利につなげていきます。後期もすぐに始まるので、後期は優勝できるようにチーム一丸となって頑張っていきますので応援よろしくお願いします。
 
◎栃木ゴールデンブレーブス

内山太嗣
Uchiyama Taishi

Profile
1996 年4 月21 日生まれ
青森県出身
172cm/77kg
#22キャッチャー
右投/ 右打
八戸工業大学第一高校 →
トヨタ自動車東日本→
栃木ゴールデンブレーブス
 

 
開幕から間もなく足の不調を訴え、一時は試合から遠ざ かっていた村田修一選手。「全国のファンに、そしてチーム の若手に、自分のプレーを見て何か感じて欲しい」と話して いたが、思うようにプレーできず、不本意な日々を過ごして いた。
 
5月半ば、「男・村田祭り」と銘打った古巣巨人との3連戦では、痛む脚をかばいながら代打で出場。劇的な逆転ホームランを放ち「自分でも信じられないが、来てくれたファンのために打てて良かった」と、さすがの存在感をアピールした。その後、徐々に復調し、久々に「4番サード」で出場した6月1日。2号ホームランが飛びし、終わってみれば4打数4安打の大当たり。守備についた方が体が動いてバッティングにも良いと言う。好調をキープしたまま、ほどなくして出た3号ホームランはなんと場外へ。「ちょっと甘めのストレート、角度も完璧で打った瞬間にわかった」と、本人もゆっくりと打球を目で追う余裕のある特大ホームランだった。


ただ、注目すべきはその前の打席の三遊間を抜いたタイムリー。0-0 で迎えた無死満塁、なんとか先制点が欲しい場面で「二遊間が深い守備位置を取っていたのでゲッツー崩れでも1点は取れる」と考え、当たりはそれほど鋭くなかったものの、しぶとくレフトに運んで1点をもぎ取った。辻監督曰く「1点のためにボールにくらいついていく姿勢、またチャンスでは長打を狙って打つ。まさに超一流。このレベルの差を若手も肌で感じている」。チームはこの回一挙7得点のビッグイニングになった。


ちなみに、第3号が出たこの日、中日ドラゴンズの松坂投手が3勝目を挙げた。いわゆる「松坂世代」と言われる村田選手も少なからず意識をしている。「大輔が投げていることは刺激になる。NPB に戻って対決できたら」と話す一方で、NPB 復帰の期限は「まったく気にしていない」とサラリ。出るのは「栃木のファンのために1本でも多く。ブレーブスで野球に集中したい」という言葉。


NPB 復帰の期限が7月31日と近づきソワソワしているのは周囲だけのようで、例年調子が上がる夏場に向けて、ドームではない炎天下でのデーゲーム対策を考えている。NPBもBC も関係なく、「野球はそんなに甘くない」と謙虚に練習に打ち込む村田選手。この夏は、男・村田のホームラン量産を楽しみつつ、その背中を追い、後期優勝に向けてチームが奮起することを期待したい。


 

◎栃木ゴールデンブレーブス

村田修一
Murata Shuichi

Profile
1980 年12 月28 日
福岡県出身
177cm/92kg
右投/ 右打
横浜ベイスターズ →
読売ジャイアンツ
NPB 通算在籍15 年
 
高村麻代
Takamura Mayo

Profile
NHK各局(津→長野→新潟→宇都宮)で、テレビを中心にキャスター・リポーターを勤める。 フリーアナウンサーとして、CRT栃木放送やFMくらら857でパーソナリティを務めるほか、 ブライダルやイベントのMC、ナレーション、地域誌のコラムなども担当。