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H.C.栃木日光アイスバックスコラム【第30回】
 
シーズン、折り返し。
アイスバックスここまでの採点は?


●アウエー15連戦は、全勝で帰ってくる意気込みで戦う

 11月3日までホーム霧降で開催された対ひがし北海道クレインズとの3連戦を2勝1敗勝点5と勝ち越したH.C. 栃木日光アイスバックスだが、このカードでちょうどシーズンは36試合中18試合を終えての折り返し点。

12月に全日本選手権が東京であるものの、ここからは約3カ月におよぶアウエー遠征が待っている。

 バックスは、8勝10敗勝点24でプレーオフ圏内の4位に付けてはいるものの、消化した試合数の関係でまだまだ安泰とは言えない状態だ。

 アリペッカ・シッキネンヘッドコーチ(HC)はリーグの半分を終え「驚くほど良い内容の試合があるかと思えば、翌日ガクンと落ちた試合をすることもあるのが今年のチーム。
とはいえ、成長も見せているので悲観することはない」とここからの巻き返しを誓う。


その口調から察するに、ここまでのできは55~60点の及第点よりちょっと下くらい、か。


 「プロとして試合ごとの波をなくし高いレベルを維持することが大切だ。
もっとシンプルにプレーすることを心掛け、守り中心のホッケーを再構築したいと考えている。
次のホーム戦まで15試合アウエーだが、全部勝つつもりで最善の準備をしたい」(シッキネンHC)  


 バックスが次戦ホーム霧降に戻ってくるのは2月14日(金)。

くしくもバレンタインデー当日だが、それまで勝点を積み上げてファンにプレーオフ進出という素敵なおみやげを携えてきてくれるか? 

高級チョコ以上のスイートな贈りものがぜひ欲しいところだ。




●鈴木健斗がユーロチャレンジで代表初出場!
  兄・雄大と揃って奮闘


 11月8日~10日の日程でポーランド・グダニスクにて行われた国際親善試合「ユーロチャレンジ」で、
バックスから7人(福藤豊、大津夕聖、佐藤大翔、寺尾裕道、古橋真来、鈴木雄大、鈴木健斗)が男子日本代表に選ばれ健闘した。


 なかでも、鈴木(健)選手は意外なことに今回が初代表。「海外の相手に対しても挑戦したいですし、何かをつかんで成長して帰ってこられる大会にしたい」と意気込み。

「来年2月の五輪2次予選に向けて大事な大会。兄弟で選ばれてとても嬉しいですし、良い結果を残したいです」
と戦った大会では、日本は1勝2敗という結果だったが、最終戦は4-1で格上のイタリアに勝利した。

ハンガリー、ポーランドと合わせ3カ国と戦った経験は今後に生きるはずだ。

12 月にもハンガリーで日本代表の強化試合があり、再び選出されるのは濃厚なだけに、今後も鈴木兄弟はじめバックス戦士たちの活躍を期待しよう。


関谷智紀Sekiya Tomoki
1971 年生まれ。埼玉県入間市出身。
スポーツ番組ディレクターを経てライターに転身。
スポーツのみならず経済・IT、フードなどのジャンルで雑誌を中心に記事を執筆。
アイスホッケー取材は2004 年から続けている。