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栃木SC インタビュー【第21回】
 

◎栃木SC ホームタウン担当・小田里美さんインタビューText /平井久美子
早めに来ていただいていろいろなイベントを楽しんでもらいたい

全42節で争われるJ2リーグ。
その半分の21試合がホームの栃木県グリーンスタジアムで行われている。
そのホームゲームでは、さまざまなイベントが開催されているのをご存知だろうか。
昨年は、ハロウィンファッションショーやモンテディオ山形戦での「さくらんぼ種とばし選手権」など、ユニークなイベントが行われた。
今回は、そのイベントを手掛けるフロントスタッフの小田里美さんに話を聞いた。

 

 
―小田さんの現在の仕事内容を教えてください。

役職はホームタウン担当です。
地域の皆様に栃木SCを知っていただくために、トッキーと一緒にお祭りに参加したり、県庁や市役所のみなさんとやり取りをしてキャンペーンをしたりしています。
それとは別にホームゲームの時はイベントを担当しています。

―昨年、栃木SCに入社されたんですよね。そもそも栃木SCのファンだったんですか?

いえ、私はおととし宇都宮に来たばかりなんです。
以前は、東京のイベント制作会社で働いていました。
東京にいたときは、主にクライアントのやりたいことがあって、それをどんな風に形にしてくかが仕事でした。

お客さんが楽しんでくれることはもちろんですが、それ以上にクライアントの目的を満たすことが第一優先でした。
でも、栃木SCの仕事はそこがシンプルになったというか。
たくさんの人にスタジアムへ来てもらい、楽しんでもらう。
そして、地域に貢献する。
目的がはっきりしています。
お客さんの反応もわかりやすく、やりがいもあって面白いなと思います。

―去年もすごい数のイベントが行われましたよね。

ホームゲームは月に少なくとも2試合、多い時は3試合。
その中で、毎回違うイベントをすることをコンセプトに実施しました。

―小田さんはどんなイベントを企画されたのでしょうか?

夏祭りですね(8月18日のアビスパ福岡戦で「栃木SC夏祭り」と題し、スイカ早食い選手権やアヒルすくい、射的を実施)。
それから、ハロウィンイベントも盛り上げたいと思って、仮装した子ども達を募ってファッションショーを開催しました。

―お子さんも参加しやすいイベントがたくさんありますね。

主にお子さんに楽しんでもらいたいなと思っています。

―反響はいかがですか?

なんとなくですが、以前より早い時間にスタジアムに来て、イベントを楽しんでもらってから試合を観る方が増えたかなという気はしています。

―今シーズンのことも既に考えていらっしゃるのですか?

今年は去年好評だったものをグレードアップさせてやりたいと思います。
また、もっと地域の皆様に使ってもらえる場にしてもらいたいと考えています。

―どういうことですか?

去年は平均5,600 人のお客さんが栃木SCの試合を観に来てくれました。
5,600 人の人にPRできる場って、それ程ないと思います。
たとえば、地域でお祭りをするからみんなに来て欲しい、幼稚園でこんな練習をしたから見て欲しいなど、プロモーションや発表の場として栃木SCのホームゲームを使って欲しいと思っています。

―そのあたりが課題ですか?

私たちが企画してお客さんが喜んでくれるのはいいのですが、自己満足になりがちというか。
「楽しかったね」で終わってしまうのは、もったいないと思います。
地域の皆様がPFすることによって、グリスタを出てからお客さんがそのイベントに行ってみようかなとか、そういうことに繋がっていけばいいと思います。
栃木を活発にしていけるようなイベントをグリスタから発信できたらもっと面白くなるんじゃないかと思うんです。

―広がりが出ますね。
最後に、ホームゲームにいらっしゃるファン、サポーター方にメッセージをお願いします。


ゲートオープンはキックオフの2時間前で、キックオフ30分前に選手がピッチに出てウォーミングアップをします。
それまでの1時間半で様々なイベントを行っています。
お客様の中にはギリギリに到着してキックオフを迎える方もいますが、是非、早めに来ていただいてイベントやフードなど、スタジアムを存分に楽しんでいただきたいです。