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栃木SC インタビュー【第23回】
 
今シーズンFCソウルから加入したユ ヒョン。
韓国代表としてプレーしたこともある頼れるGKはまさに栃木の最後の砦。
ユのセーブで救われた試合がこれまでに何度もあった。
そんな彼にここまでのプレーや今後の目標について聞いた。



―今シーズンここまでの手応えはいかがですか?

初めてのJリーグなので難しいこともありますが、流れには慣れてきたとは思います。
修正しなければいけない部分は、GKコーチと一緒に話しながら修正しています。

―具体的にどんなところが難しいですか?

まずは日本語が一番難しいと思います。
あとは、試合の流れとスピード、スタイルですね。
ただ、今はどんどん慣れてきています。

―韓国のサッカーと違う部分も教えてください。

守備的な部分で違いはないと思いますが、攻撃的な部分が長けていると思います。
韓国はフィジカルがすごく強いですね。

―その中でユヒョン選手の好セーブに救われた場面が多々あります。
あのパフォーマンスはご自身の中では想定内ですか?


自分の実力というより、守備のラインに助けてもらったセーブが多かったと思います。

―ちなみに最近、覚えた日本語はありますか?

サッカーの用語はほとんど覚えたと思います。
日常会話、単語も覚えてきていますね。

※「また、明日」「ほんとに?」と話してくださいました。

―チームの中で、頼りにしている選手はいますか?

田代(雅也)選手と仲が良いですね。
日本の生活や文化をいろいろ学んでいます。
田代選手は、顔は怖いと思いますが、中身は本当に優しいと思います。

―そうなんですね(笑)では、最後にこれからの目標を教えてください。

チームの目標は6位以内です。
それを目指してプレーしています。
個人的な目標は無失点で抑えられるように頑張らないといけないと思います。

2月に開幕したJ2リーグ、栃木は開幕から3試合勝ちなし。
決していい滑り出しとは言えない状況だった。
だがそんな中で迎えた第4節の東京ヴェルディ戦で劇的勝利をあげる。
栃木は前半13分に大﨑淳矢のゴールで先制。
栃木にとって今シーズン初得点が決まる。
その2分後に同点に追いつかれ31分には逆転を許してしまうが、栃木の反撃はここからだった。

1点ビハインドで迎えた後半27分、大島康樹と久富良輔を同時に投入。
フォーメーションを3バックから4バックに変更する。
この采配が見事的中、32分に久富のクロスから大島が決め同点に追いつく。
さらに試合終了間際には、西谷和希のゴールが決まり、逆転に成功。
今シーズン待ちに待った勝利は、嬉しい逆転勝利となった。
勢いに乗ったチームは5節のレノファ山口戦でも勝利、連勝を飾る。

だが、次のモンテディオ山形戦はスコアレスドロー。
連戦で迎えたアビスパ福岡戦は1-2で敗れた。
収穫、課題がみえたここまで。
だが、クラブのフィロソフィー「KEEP MOVING FORWARD」を体現するように、チームは常にトライ、そして前進し成長している。